わたしの人形は良い人形
」のレビュー

わたしの人形は良い人形

山岸凉子

ずっと読みたかったやつ!

ネタバレ
2024年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ リクエスト出してたので嬉しいです。
昔寝れなくなる程チビってた表題作も、今読み返してみれば何がそこまで怖かったんだろう?という結果に。
ただ我が家にも似た様なの居たなと其奴を思い出しました。といっても欧州産の金髪碧眼クラシックドール。瞬きするやつだったので、それはそれで滅茶苦茶ホラー。
真夜中に上からベッドに落ちてきたり、瞳が動く造りなので目が合ったり、此方の日本人形ちゃんの様なアクションするんで震え上がりましたね。この作品が激しく怖かったのは其奴のお陰な気がする…。ウチのは怨念篭ってなくて本当に良かったです。
他2作も不気味なラインナップ。「バンシー」は泣き叫んで死を予告するケルト域に伝わる妖精をタイトルに冠してますが、著名人と自分は恋仲であると思い込んでストーキングに勤しむ頭のおかしな女の話。
「グール」は常世の無人島に流れ着いた男女の短話でした。どちらも懐かしくって曖昧な不気味さが心地良い。
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