自己肯定感が高すぎる公爵様が溺愛して放してくれません!
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自己肯定感が高すぎる公爵様が溺愛して放してくれません!

こいなだ陽日/笹原亜美

私には合いませんでした。

ネタバレ
2024年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは容姿の特徴が一致しているのと学力を買われて替え玉受験・入学を依頼されます。依頼した女性には婚約者がいて、そちらの国が学歴至上主義なのだとか。つまり依頼女性には入学できる学力がない。なのにヒロインは首席で合格してしまう。そこまで頭がいいのならそんなことしたらマズイの想像できません?それなら計算してワザとスレスレで合格するくらいやってほしかった。
そして斜め上の思考で思い込みが激しく話の通じないヒーロー。この説明が嫌というほどしつこく出てきてうんざり。その通り全く会話が通じないので終始イライラ。まぁそのヒーローにぐいぐい迫られるんですけど、何で最初から「婚約者がいる」ってきちんと言わない?本当に謎。まぁそうしないと話が進まないんだろうけど、権力振り翳して同じ屋敷に住まわせたり終始一緒に行動する時点で貴族の間で噂話になって相手の婚約者に事が露呈しそうですけど?そもそも全体の設定が無理やりすぎてツメが甘い。
あげくヒロインは婚約者がいる女性になりすましてるのにヒーローの事を好きになったからってあっさり身体を許す。そして「結婚はできない」って卒業して帰国。え、本当に首席の脳ですか?依頼主の体裁考えてます?相手は王族だからこれ国家を揺るがす外交問題。状況判断出来なさすぎでは?
ヒロインがヒーローのどこに惹かれたのかも分からなかったし、ヒロインの良さもイマイチ伝わりにくい。
終盤にヒーローが手回しした種明かしと替え玉がバレないように養子にする下はまぁそうでしょうねって展開だし、この事をそこまで調べられる能力のあるものはいないってそんな訳ないやろ。全体的に突っ込まざるを得ない設定、セリフ、行動でイマイチ入り込めず集中できませんでした。
大国随一の大学の首席と次席の脳ならもう少し知的で緻密な策を張り巡らされたストーリー、それらしい振る舞いや行動にして欲しかった。
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