古書店夕海堂~色褪せないかつての楽園について~
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古書店夕海堂~色褪せないかつての楽園について~

とらのとら

しみじみと静かなお話だった。

ネタバレ
2024年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな雰囲気だった。バイト先の古書店の店長が引退することになって、店を引き継いだ受け。店長も元々はバイトで初代店長から店を引き継いで80歳まで店を続けていた。受けが店を引き継いで暫くして、初代店長の孫が店に訪れる。そこからの二人の恋のお話。二人とも真面目でお堅いタイプで、そんな二人の初々しい恋模様が良かった。攻めは恋の駆け引きとかできるタイプじゃないのでひたすら真っ直ぐ押すのみ。その必死さが可愛かった。なのに事前に連絡して断られたら…返事が来るのをずっと待ってしまう…となかなか連絡先を交換できない臆病さもあったりして。攻めが友人に受けについて相談した時の「会う度に好きになるけど。どうしていいか、わからない。好かれたくて」という言葉も素直で好きだった。素朴でお似合いなカップルでした。
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