ギヴン
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ギヴン

キヅナツキ

胸がギュッとなる…原作+アニメ=最高ー!

ネタバレ
2024年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ アニメで一気にどハマりし、1週間で漫画読破&アニメ全話鑑賞&劇場にも足を運びました。
漫画だけでは掴みにくかった真冬のキャラクターが、声がついたことで感情が読み取りやすくなり、歌のシーンは原作を読むときも脳内で音楽が流れ、思わず泣きました。 キヅナツキ先生の画力がすごいんかな。静止画なのに、キャラクターが息して、歌って、叫んでる。最後のライブシーンも圧巻で、今後映像でどんな風になるのか今から楽しみです。
実は長く購入を迷ってました。身近でくっつきすぎ!というレビューが気になっていて…でも読んで考えを改めました。そういう世界が好きで読んでるんだから、たくさんくっついたら喜びが増えていいじゃない!というかキャラクター全員好きだから全員ハッピーになってほしい!と思いました。
なんならメインカプが一番進みにくいので、他のカプがしっかりBLしてくれてる感あります。春樹回が好き…胸が苦しいけど。
最後の終わり方、そこだけ抜き出したら「えっ」てなるかもですが、真冬の気持ちが夏に追いついて、前に進めたってことだと思いました。あの日と同じルートを辿って、敢えて同じセリフで。記憶を上書きするわけでもなく、どちらの方がより好きとかでもなく、ただ音楽を通じて過去と未来と共に生きるっていう前向きな姿勢。
由紀に関しては、由紀目線の話が無いので常に想像の世界。真冬からも説明はなく、柊が居なかったら読者にも本当に謎の存在。この世界には居ないのに、ずっと真冬を独占してる…きっとこれからも。それと同じくらい、真冬の背中を押し続けているから不思議で。勝手な解釈ですが、真冬が寂しくないように、由紀のギターを通じて真冬と立夏を出会わせてあげたのかな…とか。そうあって欲しい私の妄想でした。。
ラストは、これは彼らが大人になるまでの話だと思っているので「この道に進んで、彼らはこうなりました。ハッピーエンド!」よりも、この余韻を残す終わり方で良かったです。とか言って10年後のお話もめちゃくちゃ楽しみにしてます笑。
書き下ろし4コマも含めて、全巻通して全部大好きです。出会えて良かった。きっと何度も読み返します。
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