うらうらひかる 津々に満つ
」のレビュー

うらうらひかる 津々に満つ

高村秀路

作者様のストーリー構築の手腕が光る作品 

ネタバレ
2024年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幸せ溢れる圭祐の千津子へのプロポーズシーンから始まり、ページをめくったら一気に急転直下な展開なのに、そうなった理由は一切明かされないまま話が進むので、もうこの冒頭部分だけで気になりすぎて物語の世界に一気に引き込まれてしまいました。そして畳み掛けるように圭祐の子供を名乗る少年が現れて、千津子の死を告げられ、彼女が臓器提供した人たちを訪ね歩く旅へ。旅の過程で圭祐と少年が少しずつ心を通わせる様子にほっこりさせられ油断しているところに、爆弾が落とされ次巻へ続くって・・・こんなの読まない訳には行きませんよね〜!

読者の心を掴んで離さない作者様のストーリー構築の巧みな手腕が光る作品で、とてもおすすめです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!