このレビューはネタバレを含みます▼
前作がなかなかに良かった記憶があり、セールのタイミングで購入。新刊配信の際は試し読みであまりピンと来ずスルーしてしまっていたけれど、今回はワクワクしながら読めた!若ちゃん、君は怪しすぎるよ〜。誠が怖がるのがワカル。望むべからずちょいと特殊な能力を持ってしまった2人。受け取り方、受け止め方、環境が正反対。だけど、運命の出会いだよね、きっと。確率的に。池原くんがめちゃくちゃ良い緩衝材!むしろ、トリオだよ!訳アリの2人プラス1人の学生生活をドキドキワクワクしながら読んでいたら、あらあら何やら問題発生?クラス内でSNSをめぐるトラブル、、、このSNSの匿名性と心の声が聞こえる彼ら、隠された存在と聞こえる思い、やっとこの特殊技能?が生かせる展開キタ!と思ったら。いきなりトラブルからは遠く遠ざかり(一緒に解決させよう!って言ってたのに)、何故か恋愛モードに。いや、百歩譲ってソレでも良いよ。BLだもん。だけど!ぶつ切り過ぎでしょ〜。せっかく若ちゃん、誠のデコボコ感が良い感じにハマりつつあり、絵も綺麗で良かったのに。丁寧にエピソードが進んで行く反面、トラブルの解決部分が分かりにくく残念〜。2つのトラブルが同時に展開&解決していくので表現も難しかったのかも。せっかくなら2人で解決スッキリまたは答え合わせみたいなシーンも欲しかった。個人的には、不思議な雰囲気を持つちょっと感覚麻痺系の若ちゃんと繊細で心優しい誠のカップルの組み合わせも良かったし、何より池原!普通の男子の立ち位置なんだけど、君は普通じゃ無いよ!素直、正直、同性友人のカップルを当たり前みたいに受け入れられる感覚。1番推せる。色々言いましたが、好きな雰囲気の作風です。応援してます!次作も楽しみにしてます!