このレビューはネタバレを含みます▼
「体毛がない生き物は恥部を曝け出して歩いてるようなもの」という毛むくじゃらの世界に来てしまったツルッツルな慎一郎(受)。王宮の皆に気持ち悪がられ、あわや処罰されそうになった所を王子のファル(攻)に救ってもらう。ファルは王子だけど自由奔放で親しみやすい感じだから、異世界にきてしまった慎一郎もあっという間に心開いちゃったように見えます。ファルは初めて見る「人」に興味津々で躊躇なく慎一郎をこねくり回す笑。全身毛むくじゃらなんで触られると気持ち良くなっちゃう慎一郎がエロい〜。お互いに惹かれてる感あったのに、ファルの王族らしい失言には少し悲しくなっちゃった。多分悪気もないから言えた事なんだろうけど、ファルに無意識に恋してた慎一郎的には聞きたくなかった事だろうな。人と獣人の価値観の違いも面白くて、最後まで飽きずに読めました。あの凶器的な爪でどうやってお尻ほぐすんだろ?と気になったりしましたが、慎一郎がネコの才能アリで上手くいったようですね笑。元の世界とも綺麗にサヨナラできた展開も良かったです。