このレビューはネタバレを含みます▼
278ページ挿し絵あり。戦争で夫を亡くした未亡人の伯爵夫人ヒロインの元にやってきた、重傷の身でありながら夫の遺品を届けに来た男を伯爵家で介抱する。そんなある日、伯爵家に夫の愛人と隠し子がやってきて…という話。うーん。愛人が家に来た時点で離縁して実家に帰るべきだったのでは。女主人を何度も強調してましたが、義両親も存命なんだし隠し子の養育は任せたら良かったのに。なんかヒロインを可哀想で不幸な子に仕立てたいがために愛人と夫をこれでもかと悪役然にしてるのが露骨で、読んでいてウンザリしてしまいました。一方のヒーローのキャラはと言うと無味無臭でソーニャ感はゼロ。というかこの作品自体全然ソーニャぽくなくて退屈でした。挿絵はものすんごく綺麗だったのでもったいない。