このレビューはネタバレを含みます▼
もりもより先生の『君の夜に触れる』の番外編目的で購入。
寒さや暖かさなど物語の空気感が読み取れるほど絵が美しく表現力があることは言うまでもないですが、物語自体がすごく繊細で読んでいて心がキュッてなります。朝食の準備や片付けは千夏くんかな?と思っていましたが、よく見ると佳澄さんも台を拭いていたり、後半ではご飯も作ったりしていて、二人はこんなふうに支え合いながら日々を過ごしているんだなぁと温かな気持ちになりました。千夏くんが、佳澄さんを呼び捨てにするところや、第三者に「恋人」と伝えるところとかもうキュンキュンします。お互いがお互いを大切にしていることが痛いくらい伝わってきます。このお話をずっと読み続けていたい。またこの二人のお話がどこかで読めたらいいな、、、。