毒を喰らわば皿まで
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毒を喰らわば皿まで

十河/斎賀時人

いやー、ライトノベル超えてる。

ネタバレ
2024年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世界観、ストーリー、昔読んでたグインサーガ思い出しちゃいました。1巻・あれよあれよとどんでん返しがすごいな??の見事な復讐劇。

で、2巻以降はほぼ仲間との冒険活劇または愛の話。
2巻・若干和風でおどろおどろしくてよかった。タイガのとげとげは猫好きはなっとくしかない。タイガ、寝てるあの方にあれこれはいかんよ。八岐大蛇に血が似合う〜(怖)
3巻・これも人魚が不気味だった。同室で2CPがしはじめたのはびびりました。カリス猊下、ジュリエッタの危機はでてこないんかーい、と1人ツッコミ。ダンテ頑張った笑
神官も大変な目にあってますが、全て愛っすね
こちらも最後のどんでん返しがすごい。
4巻・わたしも最後叫びました。「ジュリエッタァァ!!」笑
さすがアンリの娘〜。しかし魔族の貴公子、寝てる従者にあれこれはいかんよ…(デジャヴ設定)。ヨルガのアンリへの執着の始まりがわかり、ほんとよかった。ヨルガ、そのときもう惚れてるんだからね〜。墓の元カノなんて頭にないわけで…
あと、ベルジュが正式?に婚約してましたね笑 王家絶えるのかな笑

全体通して女性は性的に酷い目にあってます。愚かな女性も、罪ない女性も。酷い目にあって幸せパターンいなそう。(ジュリエッタは性的には酷い目にあってない)同じく性的に陰惨な目にあった罪のない男性は、幸せパターンが多いです。なんだこの差?

BLにつきものかもだが「雌のように!」「孕め!」みたいな雌下げ表現はモロ男性エロマンガ表現で、やはり女性蔑視は感じた。あと、最初は正義のヒーローぽかったのに一気に気の毒な立場になり最後は血筋さえも正統ではなかった可哀想な某君主は、4巻で漸く出てきたが終始影はうっす薄で、一貫していてよかった。

ただ、話はうまいし面白かった。
一気に四冊よんで生活に支障でました笑
まだ余韻残ってます!
悪役だったアンリの愛の話なんだなこれな。

続編あるのかな?期待してます!
(宰相モリスとカイン・アベルの話とかね)
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