このレビューはネタバレを含みます▼
まず、大体、弱者になりがちなΩ。Ωヒロインには両親もおらず頼る親戚もいない様子で、社会的にも弱者だという事は何となく想像がつく。貧困故に(そして、発情期がどれだけ様々な要因で危険を孕んでいるかを教えてもらえる人が身近にいなかった故に)、抑制剤を持っていなかった
本来、Ωにとって発情は深刻なはずだから、発情期は慎重に行動しなくてはならないのに、いつ発情期を迎えてもおかしくない年頃なのに、抑制剤等を持っていない事は致命的なはずだった。実際レ○プされてしまう
まだ若かったであろう相馬先生が、αとしてヒロインのフェロモンにあてられ、理性を飛ばしてレ○プしてしまったんだろうと想像がつく(もしかしなくても、初めて発情期のΩのフェロモンを嗅いだのかもしれない)
オメガバースの世界で、こういう事故事件なようなものは割とよくある
おそらく、相馬先生は、ずっと罪悪感に苛まれていたと思うけど、如何せん不器用すぎる
頑なヒロインに対して(今は拒絶するあまり嘔吐して眠れない日々を過ごしているから、もう頑なとかそういうレベルでもないけど)、優しく接しても駄目だと思っての、様々な行動なのかもしれないがもう少し何とか頑張ってくれ
という意味合いもあり、これからどう話が展開するのかがとても楽しみだ