このレビューはネタバレを含みます▼
お話しの展開はゆっくりしている印象。
けれど、2巻のお姫様抱っこの表紙を見て、おっ!早くも進展か!?と期待してしまった。
が、不可抗力のようなワンシーンを切り抜いただけの表紙と知り、ガッカリ。
次の3巻では、2人が抱き合っているような表紙を見て、おっ!今度こそ2人の気持ちが通じ合えたのか!?と思って読み進めて、再びがっかり。
表紙と内容がかけ離れ過ぎている詐欺的な表紙が本当に嫌。こういう釣り方には不快感と嫌悪感がつのるばかり。どんなに上手い絵だろうとも冷める。
お話しの内容では、表紙のような関係性にはいまだ到達していない。
進展しそうで進展しないのがこのお話しの楽しさでもあると思っていたものの、3巻最終盤で、恋にはヘタレなベルナールが突然男らしくなり、ついに2人の関係が進みそうな期待値高まるシーンで巻を終えた所、次巻分の冒頭で早々に猫の声に邪魔されて終わるオチはギャグにも程がある。
せっかく面白くなりそうでもあるに、所々で安っぽい。
おそらく違うお話しであっても、こちらの作家さんと漫画家さんは、きっと自分が求めるものとは異なりそうなので今後は一切避けようと思う。