亡霊魔道士の拾い上げ花嫁
」のレビュー

亡霊魔道士の拾い上げ花嫁

藤谷一帆/瀬尾優梨/麻先みち

4巻読了。穏やかな進行です。

ネタバレ
2024年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭で、主人公「ライラ」の婚約者を寝とった親友「カロリーナ」が1巻終わりから台頭してきて、超が付くほど性根の腐った悪役に徹しているので、その存在がこの物語を盛り上げてくれています。その後に続く拉致事件まで引っ張り、ヒーロー「ユリウス」の生い立ちや隣国との関わりまでストーリーが進むので、面白く読めました。ただ、カロリーナの旦那の兄なる人物が降って湧いたような登場だったのは、些か唐突な気もします。(この後の進行で再登場するのかな?)
物語の根底は、魔道士と非魔道士の差別問題が隠されていると思われ、隣国の王女来訪を絡めて、主人公が周りの人々の心を変化させていく流れでしょうか!?
作画の先生の、婚約破棄での場面では、夜会の背景が何も無く、どこでの出来事なのか理解し難い所はマイナス要素でした。
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