特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】
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特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】

鈴丸みんた

ロウ…

ネタバレ
2024年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ お話自体は割りと山も谷もそこまでなく、あっさり。前作もそうでしたが、柔和な雰囲気の作風で、変に凄くギスギスしてる感は無いです。……無いですが、嫉妬する佳乃のお話が描かれる過程で、ロウが一人だけヘイト買ってて、お前はお前はって周りから怒られるし、一人だけ「お前非常識だよ」みたいに引かれて、な雰囲気。本編でもそんな感じが漂ってたとこにレビューもそれとおんなじ流れが出来上がってるの、ちょっと苦しい。ていうか、ニコ君結局ロウに憎まれ口ばかりでお礼一つも言ってない……。うどんとか、くれたのに「いい加減どっか行け」な態度だし…。で、お前のやったことは悪いって、責められるのか。いや、佳乃的にはモヤることだからそうだけど……そうだけどさ。会社の人も心配してるから様子見に行ってのあの姿見ての流れな訳じゃん……。他人の立場に立てって、でもニコくん君あのまま放っておいたらどうなってたかって分からないしご飯も食べれてなかったんだよね?それでロウくんご飯食べれるまで回復するようにって傍に居たんですけども。それ言う前にお礼は言わんのですか…。うーんうーん、本編のロウの周りの人達も佳乃に感情乗せがちっていうか、誰も……なんか、ロウの近くに居ない気がしてしまった。子どもみたいに笑うこの子が、色々気を遣い過ぎる子になっちゃったりしないかなあ、とか。佳乃の幸せを願ってるのはそうですが、ロウも、ちゃんとなんか、報われてほしいよ。ロウに対して結構厳しめな意見が今作結構見られるため、私にはこう見えましたって意見として…。どうにも辛いので、追記。ロウを、好きな人だって居るんですよー……。どうせ、皆佳乃だけが大事なんだ、ロウのことなんてどうでもいいんだ、って本編での扱いやレビューの雰囲気含めて、攻めが推しになりがちな人間としては思ってしまい、いじけてしまいました。片方の気持ち面だけ優先して、もう片方のその行動に至った経緯や考えを聞かずに、お前が悪いってしてしまう展開が私には合わなかったためにモヤモヤを未だに引きずってしまってるのかと思いました。双方に寄り添った考えを出来る脇キャラがまた一人居たら違った感想を持ったかもしれません。
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