雨傘で凌げないほどの恋
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雨傘で凌げないほどの恋

ARUKU

ARUKU先生の神表現よ

ネタバレ
2024年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20年前の言葉に振り回される2人。クラスメイトの前で、ノリで何気なく発してしまったたった一言。でも、その罪深い一言で2人の生き方は決まってしまった。翻訳者と記者。2人とも言葉に縛られて生きていくこととなる。

でも人生って言葉の積み重ねなんだよね。架の保護猫になりたいっていう気持ちに涙腺決壊です…ARUKU先生の作品は言葉のチョイスが素晴らしくて、いつも胸を締め付けられます。お互いを思う繊細な言葉での表現が、絵がブワーっと心の中に大波を起こします。マジで先生、天才です(文才のない私の精一杯の感動表現です)。

2人が、2人で、新しい言葉を紡いでいってほしいと思います。何度も読み返して、一言一言の重みを噛み締めたい、自分も言葉を大事に生きていかねば。。そう思う作品でした。
マジで先生天才ですわ。
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