バンフォード侯爵家の執事
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バンフォード侯爵家の執事

池玲文

バンフォード侯爵家の情事💕

ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『No.99:人間玩具』のスピンオフで3作品が収録されています。表題作『バンフォード侯爵家の執事』バンフォード家に新しく入ったバトラー アレックスは執事グレアムとの訳アリな過去が。以来ずっと恋焦がれ、やっと再会出来たのに素直になれず… でしたが、大変可愛いらしい陥落ぶり。そして密かにグレアムも…?ちょっと相手してやる程度ならあんな事はしない筈の奉仕の行為とドSバリタチの二面性にヤられます。そして滅多にお目に掛かれないあの体 位… 臆する事無く描き上げてしまう先生の変態性が大好きです!魅せてくれますねぇ😍 皮肉屋で威風堂々たるグレアムがアレックスに心を乱される様にフフ、お主も男であったかとニヤリw この難儀な男には この位のど天然ピュアワンコなのが丁度いい。攻め上手×受け上手。何だかこの2人『媚の凶刃』の加賦と韮沢に通じるものがあってニマニマしちゃうんですよね。渋い大人の色気と何処か品の良さを纏うグレアムの出自や過去、主の親族の伯爵夫妻の秘密も描かれていて、そこに貴族社会の暗部や複雑な人間関係を見た感じが。夫人の愛は究極だなぁ。エロくドラマチックな作品でした。『The SHOW』主の恋人フィンが買われて来た見せ物小屋は、夜になると卑猥な演し物が繰り広げられる狂宴の場に。痛め付けや聖水プレイ、美形の双子の陵 辱ショーは客の興奮を一層煽る様で… 少々特殊な内容ですが、正直これはドストライク。これぞ池ワールド! ラスト一行がグッとくる。激甘修正と素晴らしいアングルでインモラルな世界を存分に堪能出来ました💕『バンフォード侯爵の恋人』主レナードと恋人フィンの後日譚。貴族社会の成り立ちを理解して自分の存在がレナードの立場を悪くする事を察し結婚を勧めるフィン。玩具のままでいい、この先ずっと愛される保証なんて無いのだから… 人を信じられず愛される事を恐れるフィンに送ったグレアムの言葉が素敵。こう言う時に年の功って出るんだろうな。夫人もナイスアシストですね。スピン元の子供時代は横暴な悪ガキだったレナードですが、本当に器の大きな立派な漢になりました。…感慨深いです。大きな悲しみを乗り越えられたのは、やはり愛する人が傍に居たからでしょう。思いもよらず ラストに純愛を見せられて胸が熱くなりました。 3CPに幸あれ!池先生のエロい攻めが大好き!😄『バンフォード侯爵…』の2作品は場面によって白抜きかトーンに白いアウトラインです。
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