俎上の鯉は二度跳ねる
」のレビュー

俎上の鯉は二度跳ねる

水城せとな

うわあ…

2014年3月1日
ああ、この作品にレビュー多いのわかるわー。と久々に思いました。
必ず順番に読みといてほしいので書きますが、四作品完結ですこれ。
鼠はチーズ~、
~バタフライ、
梟(ふくろう)
をまず読んでからお願いします。ってそんなこたぁ皆さん書いてますけど一応ねw

なんといいますか、深いというよりかは、
うわーこれがリアルな人間たちの恋愛かと。
最近、失恋ショコラティエで水城せとなさんを知った初心者なもので恐縮ですが
ショコラティエにしろ、なんかいちいち人間くさい。

思考のセリフが重いんですかね。響くというか。
ああ、わかる。
わかるけど…。
みたいな。読みながら思いました。
恭一のとった行動も、決断も。
わかるけど。
わかっちゃだめだけど。
なんつーか全員人間くさい。
ちなみにマンガに現実逃避を求めたい時はファンタジーを読むべきですw
恋愛ものはリアルなやつが増えましたねえ…
BLでこんなに人間くさいのはじめて読みました。


自信もってくださいってね、それそのままあなたに返したいよ今ヶ瀬さん。

恋愛となると、こと自信がなくなって相手の気持ちが信用出来なくなっていったりだとか、
男女でも男男でもそれはあるだろうし、
後者なら、まだまだ理解も立場も世間体もないだろうしなおのこと。

そういうことを描いてるから重!ってレビューが多いんだろうけど、
結局は読みながら応援してしまうし、
恭一うぜえーゲイの人ならゲイの人ならってお前それ差別的すぎだろ、
いやでも待てよ、自分は女だからまっったく解らんけど、もし自分が男でそうなりゃそりゃそうなるか…とか
あー。人間ってドラマみたいだなあと思ったり。

とりあえず、鼠から読んでみてください。
恋愛は業。
それに尽きる作品だなと思いました。

何度も、読み返したくなる作品です。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!