ダミーヒート・ドラッグ
」のレビュー

ダミーヒート・ドラッグ

黒木えぬこ

カバー下が一番おもしろかった笑

ネタバレ
2024年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きえぬこ先生、私はオメガバ設定に特に思い入れはない、というかむしろちょっと苦手気味なのだけど、えぬこ先生の初オメガバということだったのでどんな感じになるのか楽しみにしていた。
ものすごく率直に言うと、最後のカバー下のお話が一番おもしろかった笑
えぬこ先生らしいテンポのよさとか、αの大神とΩの宇佐木、お互い牽制しているようで薬の開発のためにやっちゃう展開とか、もう実は好きなんでしょーなことがまるわかりな感じとか嫌いではないし、攻めと受けが同じフィールドで切磋琢磨してる設定は大好きなので、いいところはあったんだけどもなんか物足りないと思っていたら登場したカバー下2ページ。「まんざらでもない」って書き込みがいい笑 えぬこ先生のこういう感じがすきなんだよなーと改めて思った。
もういっそのこと、オメガバ設定取っ払って、薬の研究開発をするライバル二人のどたばたラブコメディとかにしてくれたらいいのに、なんかヒートとか運命とか、むしろないほうがえぬこ先生のコメディセンスならすごく楽しいものができそうなのに!と偉そうなことを考えてしまった。すみません。
ただ自分は「孕みたい」とかいう類のセリフにどうも拒否反応が出てしまい、それ見ると残念な気分になってしまうのだ。人間も所詮は動物、こういうセリフを言ってもなんの不思議もないんだけど、「孕む」「孕ませる」って、なんか急に現実が押し寄せてくる感じ?情緒がない感じ?作者様は好きなのかな?
なんやかんや書いたけど、えぬこ先生は好きです。新作出たらもちろんまた買います。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!