ハッピー・オブ・ジ・エンド
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ハッピー・オブ・ジ・エンド

おげれつたなか

神作品

2024年3月2日
はぁぁぁ。何度も読み返してしまう。お互い辛い人生を歩んできた、ハオレンとチヒロ。ハオレンに執着するマヤから、二人は逃げながら生きる。チヒロはゲイバレして家族から捨てられたというつらい過去があるが、まだ世の中に留まり、ハオレンの支えとなる。ハオレンが可哀想で辛くて。チヒロと一緒にいることが、「楽しい、これ以上ない」。だから「死にたい」。自分に降りかかった、チヒロと言う奇跡。この幸せがいつまでも続くわけがないという恐怖を感じてしまう。まさしく「ハッピーオフジエンド」。1巻で号泣させてどうする? また2巻では、喧嘩をしてチヒロがハオレンを置いて家を出ていくシーンがある。数時間後に戻ってきたチヒロが見たのは、自分が出て行った時と同じポーズで立ち尽くしているハオレンの姿。外から帰ってきたチヒロより、家の中にいるハオレンの体の方が冷えている。呆れながら抱きしめるチヒロ。本当に胸が締め付けられた。何をどうしたら、こんなシーンが思いつくんだろう。マジで天才です。3巻はますます辛かったけど、まさしく神作品でした。マヤは完全に異常者だったけど、来世は幸せな人生を送って欲しい。
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