レビュー
今月(4月1日~4月30日)
レビュー数5件
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シーモア島


投稿レビュー
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可愛いとしか言いようがない2025年4月27日初読みの作家さん。単なる日常を、こんなにキュンと言わせるとは。コマ割りと言うのかな?表情の変化や顔の角度、物の描き方など、言葉だけでなく絵で物語るのが上手い。攻めの名前が「山崎夕」で、受けは攻めを「夕さん」、攻めの友達は「サキ」と呼ぶ。関係性や出会いから言って呼び方まで拘って変えているのはとても良い。が、少し読みにくさもあった。「サキ先輩」とかの方が読みやすかったかな。エロは少なめで、なんだったら布団の中を想像する感じ。でも読了後の満足度は高い。
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続編をお願いします!2025年4月27日これじゃあ不完全燃焼、お願いだから続編かいて〜!刑務所帰りの叔父と、引きこもりの甥。噛み合わない2人が徐々に距離を詰める。先生が描く、弱さや優しさがジンワリ沁みる。お姉さんが幽霊になって出るページにクスッと笑えた。内容は凄く面白いし好きなんだけど、これは一冊じゃ終わらない内容。続編を強く強く望んでいます!あのアニキがどうなったのかも気になる。
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あの選択は切なすぎた2025年4月19日ストーリーとして少し物足りなく感じた。現世で欠けている記憶が、「すれ違い目的」で、あまりに都合よく欠けているように思えた。悲しかったのが、受けの前世での選択。自分への気持ちを断ち切るような振る舞いをするのではなく、騎士の最側近として置き、主従として全うし、来世を約束しても良かったはず。あの選択は仕方なかったのかな…。恐らく攻めは言われた瞬間、あの日の約束があったから、受けを信じられたのかな。そして、その後の人生はどうなったーーー。攻めが現世で会いたくなかった理由も説得力に欠ける。しかし絵が本当に綺麗でウットリ。tnkは形が分かるのは良い。
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ハマらなかった2025年4月2日受けの拗らせ方が、何で?と思った。回想が出てきたけど、大人になってまで引き摺る出来事かな。また、なぜ行為中にメガネ。攻めも、頼むから脱いでくれ!攻めは攻めで、受けと自分が求める関係が違っても、10年もウジウジ前に進めないのも、うーーん。エチはとても多いが、キャラクターやストーリーに感情移入出来なかったためか、あまり萌えず。評価も高いので、単にこの作品が合わなかったのかも。初読みの作家さんだったので、別の作品も読んでみます!
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ピュアすぎて眩しい2025年3月20日陽キャでバイのキヨは、元カレとの苦い思い出がありながら、陰キャのリツに一目惚れ。リツはタイプが違いすぎるキヨに戸惑いながらも、初めての友達に心を開いていく。リツはある理由から、拒絶することが出来ない健司に付き纏われており、この健司が怖いのなんの…。キヨとリツはゆっくりその距離を詰めて行くが、キヨの元カレなんかがでてきてハラハラ。3巻まで読了。さまざまな悩みや、ピュアな高校生(今のところキスのみ)の生態が描かれており、腐り切った私でも大満足。ストーリー超重視なので展開が遅いと思うかもしれないが、読み応え抜群。ちなみにキヨもいい奴だが、キヨの幼馴染も最高!
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アニメ化して欲しい、いや、されるはず!2025年2月27日パリの高級レストランで副料理長を勤めるジル。気弱で自信がない彼が、周りの人に支えられ共に成長する物語。登場するキャラがそれぞれ個性的で魅力的に描かれる。特にこの本には、特定の秀でた能力の代わりに、何かの才能が欠けており、苦しむ人々が多く描かれる(芸術家の話なので)。現実ではこんなにスルリと悩みや人間関係が上手く解決しない。むしろ最後まで上手くいかず、苦み続ける人の方が多いのではないだろうか。しかしそれを乗り越える彼らの物語には非常に勇気づけられる。とてつもなく心に染みる。読み始めたら止まらない。ブルージャイアントの雰囲気が好きな方は、この作品にハマりそう。
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コータロー君の嘘とは何か2025年2月24日⭐︎10付けたい。人の心が読めるコータロー君は、エスパー少年としてテレビに出たことのある有名人。そして彼の通う高校に転校してきたミノリ。学校の人たちは、自分の心がコータロー君に読まれていることを受け入れて生活している。ミノリも最初は戸惑うが、持ち前の明るさで馴染んでいく。人よりも苦労しているからか、コータロー君は達観しているように見えるが、彼には重すぎる過去と未来が待つ。幾度となく明るいミノリに救われつつも、未来の選択をしなければならない。コータロー君が付いた嘘とは何か。その嘘を読んだ時に、心を鷲掴みにされる。ぜひネタバレを読まずに読んで欲しい。ミノリも好きだが、梶間先輩も大好き。アホなのか強靭なのか分からない(笑)どのキャラも一生懸命で応援したくなる。ストーリーも矛盾なく完璧。縦読みで高額になるのは難点だが、超絶オススメの一冊。
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超絶オススメ2025年2月16日圭太と桔平は付き合って10年の28才。桔平は家族同然の圭太とセック スするのが恥ずかしくて、酒に逃げてしまう。ある日、2人で作った思い出のマグカップを割ってしまい、桔平は18才の自分と入れ替わる。18才の圭太と過去に戻った28才の桔平、28才の圭太と過去から来た18才の桔平の組み合わせで過ごす事になるのだが、徐々に自分の知らない恋人の気持ちに気がついていく。2人の心のすれ違い、つまり桔平は圭太を「家族」と思っているのに、圭太は桔平をそう思っていない。圭太の過去が明らかになり、なぜ家族と思えないかが判明するが、幼い圭太の気持ちを考えると本当に切ない。圭太の涙が、次第に笑顔になりつつあるのが嬉しい。読んでる方も涙と笑顔を頂きました。ちなみに、エチもなかなか濃厚で満足!
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ディルドの恩返し2025年2月12日ディルドがまさかの擬人化?という強烈なスタートで期待値マックス。テンポ良く笑いたっぷりで、一気に読めてしまう。ギャグ先行かと思いきや、それぞれに辛さや悲しさを抱えて、思ったよりハートフル。ディルドさんのキャラがぶっ飛んでいて、愛すべき変態だった。顔を隠してtnkは隠さず、隠すところそこじゃない笑。家族や会社の同僚達との関係性の変化まで描いて欲しかったかな。
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受けのキャラにハマらず2025年1月25日受けの自分勝手な考えや行動が好きになれなかった。性癖は仕方ないが、家族への心配や迷惑を考えて欲しい。母ひとり子ひとりなのに、たった1人の息子を失ったらどう思うか(泣)ストーリーのもう少し早い段階から、暴力ではなくSMプレイで進んで欲しかった。でも確かに受けのお顔は陶器みたいで超好み。
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ふんどしサイコー!2025年1月20日が!白抜きなのが残念。性玩具屋の主人の攻め(お金持ち)は、泥棒に入った受け(借金地獄)を許す代わりに性玩具のテストをやらせる。その過程で恋仲になるわけだが、どこで恋に落ちたかなーと思う。特に攻め。恋する瞬間が分からなかった。あと、受けが女顔なのが微妙かな。あと、借金を肩代わりして貰ったのに、今後も性玩具テスターのバイト代はずんでね!という発言が分からない。肩代わりして貰ったお金を返すため、今後は無給で働かせてね、と言うシーンではないのか?などと、細かい所が気になる。展開としては普通だが、時代物なのが良かった。ふんどしは最高でした。デビューしたての作家さん、今後も応援してます!
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主人公の受けが無理だった2025年1月19日「惚れる感じの俺様」ではなく「単に傲慢」な攻め、「天然」ではなく「相手の顔しか評価しない」受け。受けは攻めの顔しか見ていないのに、なぜ攻めは好きになったの?受けのキャラがウジウジしていて読み進めることができず、途中で挫折。受けはいつも被害者っぽく振る舞うが、友達の静止もきかず、傷つく道を選んだのは自分自身。それなのになぜ被害者の立ち位置?天然のように見えるが、周りの人達を無自覚に傷つけている。絵は好きなのだが残念。
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これが若さというものか…2024年12月27日17歳のユキは叶わない想いを抑えきれず、暴走する。三島先生は本当に同情で赦したのであって、あの時点では絆されていなかったんだろうな。ユキに対する感情は最初は同情もあるだろうが、自分が10年間、ずっと持てなかった勇気や行動力。自分はユキのように「17歳の若さゆえ」の行動ができなかった。ユキへの劣等感から、次第に憧れや尊敬に変わったというか、恋に昇華したように感じる。津田に対する気持ちは、乗り越えられなかった時点で自分の中で終わっていたのに、灰になった焚火がいつまでも熱いと思うかのように、恋心に縋っていただけなのかも。そんな人間らしい三島先生、若さゆえに暴走し情熱ほとばしるユキ。読んでいて本当に面白かった。
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この本に出会えて良かった2024年11月15日BLを長年読み続けていて良かった。普通のリーマンBLだと思って読んだが、笑いと幸福度が半端なかった。ゲイの青柳は恋人を持つことを諦め、お金で知り合いに体の相手をして貰っていた。憧れの先輩、浅桐にそのことがバレ、もう終わりだと会社を辞めようと思っていた矢先、浅桐の秘密を知ることになる。ぜひこの秘密はネタバレなしで読んで欲しい。1巻目は、徐々に二人の距離が縮まる様子がほのぼのとしているし、スーパーサラリーマンだと思っていた浅桐の可愛い側面が人間らしい。2巻目は、思わぬところで性欲に負けてしまった青柳の行動から、二人の間に亀裂が入る。お互いが相手のことを思うがあまり、言葉にできずに遠回り。ゲイとノンケが恋するハードルは簡単に越えられず、辛いシーンもあったが、それでも優しさに溢れている。2巻最後の浅桐の生い立ち、そして立ち回りがメチャクチャ面白い。最後の最後にこんな話を載せてくるとは。すでに100%の満足度が、150%に爆上がり。本当に面白い作品をありがとうございます!
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シリーズ3作目2024年11月12日うーーーん、1作目、2作目は凄く良かったが、これは…。①プロポーズの言葉が「結婚して(金銭的に)助けて下さい」って、女性に対し酷すぎる②運命だったとしても、なぜズルズルと関係を続けた?③無理心中って殺人だよね。愛する人を同意も得ずに殺そうとした④幼児退行した運命の相手に対し、愛を失っているように思える⑤これが一番受け付けなかったのだが、二人とも四葩への責任感が無さすぎる。特に四葩に対しトトキの「お前さえいなければ」「お前は邪魔だ、家族じゃない」って、どんな必要性があって傷つけて突き放す必要があったのかな。なぜ四葩の身の安全を確保してあげなかったのかな。 最後の方はみんな仲良く収まった感じがしたが、ちょっと納得感が無い。雨情だけが活躍していた気がする。ただ、「アジ太郎」のくだりは最高だった。
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シリーズ2作目2024年11月12日シークレットノートに続く、2作目。この2作目が、一番好きだった!!1作目の攻め・快晴の兄、雨情。資産家の嫡男で、容姿、能力、全てに恵まれている。人生こんなもんかと思っていた時に、事情があって拾ったオメガの四葩(よひら)。体の相性だけではなく、四葩の高い能力もあり、手放せない人となる。単に便利だと思っていたが、四葩を失って初めて気が付く喪失感。四葩も、表情筋が死んでるから分かりにくいんだよね。でも人一倍、感情豊富。あとから四葩の気持ちを振り返ると、切なくて。また、「走るな、危ない!」と叫んだ雨情の必死さに、心打たれた。1作目、3作目との絡ませ方だけでなく、この1冊の中でも細かい伏線がうまく回収されている。もし全てのシリーズを買うのを迷うのであれば、個人的にはこの2作目を勧めるかも。
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⭐︎10にしたい。美人攻め!2024年11月2日パッと見て、黒髪美人の上野が受けかと思った。綺麗な顔が「男」の顔に変わる瞬間に悶える。経理にいるゲイの上野と、営業成績抜群の神田は同期で仲良し。上野は辛い恋の経験から、神田とは一線を引いて友達として付き合う。神田も居心地の良い上野にベッタリだが、次第に…。まぁあらすじは今までも山のように描かれている内容。違うのは、心情の描き方が秀逸なこと。どうやっても詰められない2人の距離、もどかしさ、単なる友達だったら一緒にいられるのに。神田は気持ちを抑えられず、辛くて距離を置く。「今まで通りの関係」なんて出来ない。そんな辛さがヒシヒシと伝わる。その辺りの心理描写が最高。感情移入するのに十分な台詞、表情、無理矢理感のない自然なストーリーだった。特にクールで美人な上野が必死になるシーンと、あとはネクタイを結ぶシーン。あまり感動しない私でも、心が熱くなった。これは何度でも繰り返し読めるオススメの一冊!
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150ページと短いが読み応えあり2024年10月31日目が見えない高校生のタゴと、ジェンダーに迷う大学生のオギ。「このエロ動画の体 位、見えないから教えてよ」「タゴ君の目が見えないから、僕はタゴ君を好きになったのかな?」目が見えない人は可哀想、サポートしてあげないと、とか、目が見えない人とどうやって付き合っていくか、なんていう葛藤は描かれていない。視覚障碍者もトランスジェンダーも、みんな同じ土俵の上の人として描かれている。ただ単に自分の感情に真っすぐで、でも優しさから悩む。「目が見えない」「性的マイノリティ」によって感動を呼び起こすことはない。ある時は自分のエゴを指摘され心が抉られたり、自分のエゴを貫き通す事の何が悪いのか悩む。決して派手な内容ではないが、人間の描き方が非常に上手く、続きを切望している。
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題名と表紙がちょっと…2024年10月24日セールで評価が高いので購入。題名と表紙で尻込みしたが、中身は面白い!可愛い男子高校生の、ラブラブ・イチャイチャ高校生活模様。紹介は一言で終わる。でも、本当に二人のやり取りが可愛い。ヤリ チンのはずが一途だったり、受けはツンデレだったり。エロは非常に多く、白抜き。浴衣や学校など、バリエーションも豊富。笑えたのは剃毛。思わず全剃りしてしまい、真剣に陰毛の伸びる速度(1日0.2ミリらしい)を計算している姿は面白かった。
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3巻まで読了2024年10月10日1、2巻までは、なんて面白いんだ!と夢中になった。特に1巻の終わりから2巻冒頭、酒匂の誤解からアオイが傷つき、結果、印南との関係を深めるシーン。今まで温厚だった酒匂が突然の豹変。話の展開上、仕方ないのは分かるが、それ以降どんなに酒匂がいい人を見せても「見下してたんでしょ」という気持ちが消えない。そこはさておき、アオイの自尊心が低くて自信が持てず傷つくシーンに心を抉られた。分かる~~~。失敗すると、そんな気持ちになるよね。あと元カレ、コミカライズだからか、なんであんな性格悪いのと付き合ってたのか。ちょっと不自然さが拭えないが、元カレに対抗するアオイが可愛くて、応援せずにはいられない。3巻は、アオイが秘書になるために、特殊能力や工場での経験を活かしつつ頑張る。健気で可愛いのだが、成功するであろう4巻以降のストーリーが想像できる事、恐らく原作に忠実なのだが話の展開があまりに遅く感じられる事、またエチシーンがアッサリ&少ない事、絵が好きになり切れない事などで、断念。。。キャラやストーリーは凄く凄く良い。評価が高いのは納得で、本当に個人の好みの問題。
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愛すべき脇役たち2024年9月27日セフ レのカジマとヒロ。ヒロはチャラいかと思ったら読書が趣味だし、カジマへの控えめなアプローチや嫉妬までカワイイ。238ページとボリューミーだから、距離の詰め方もゆっくり描かれている。ただハマり切れなかった要素がいくつか。ヒロが元カレに無策のまま会いに行ったことと、カジマのオールバックと短髪、もう少しイケメンにして欲しかった(ヒロのお顔は本当にカワイイ)。あと、脇役たちがいい味出している。彼らをメインに、スピンオフが読みたい。エチはそんなに多くもないし、濃厚ってほどでもない。最初の数ページのTNKは白抜きだが、その後は薄っすらカタチが見える。
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理想的なケンカップル2024年9月18日ミツルを巡っていがみ合う、ムトウとダイチ。喧嘩ばかりだったが、ひょんなことから関係を持ち、お互いを意識し始める…と、ストーリーとしては分かりやすい。ミツルの女王様キャラや二人の掛け合い、隅から隅まで練られていて面白い。特に、女王様だと思っていたミツルが、実は…や、ミツルの御付の目立たないクニチカが、実は…など、オチも◎。絵も細部まで丁寧でテンポも良いのだが、どうしてもゴチャゴチャしているように感じ少し読みにくい。これは本当に個人の好み。あと表紙で損してるかなぁと思った。題名が理解しにくいし、小さくて見つけにくい。でもミツルとクニチカの後日談が出たら間違いなく買う。
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色々ちょっと分からない2024年9月13日アキトの「成人の仲間入り」をお祝いをした時に、アキトのSubが判明、Domの叔父に囚われる事になる。叔父さんはアキトの無知に付け込むのだが、普通は成人するまでには、DomSubの事を学んでいるのではなかろうか。セーフワードとか、基本的な事は学校で勉強するはず。アキトがおぼこ過ぎて、なんでやねんと突っ込みたくなる。そして叔父さんは元々、甥っ子に恋心を抱いていたのかな。叔父さんがアキトに執着する理由がよく分からなかった。疑問点が多いものの、スパンキング、道具使用など、セイとアキトのプレイは満足(笑) セイのキャラは凄く好き。単なる救世主ではなく彼自身も抱えるものがあり、でも真っすぐな性格が良い。願わくば、二人のプレイ満載の続編を描いて欲しい。
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人間の純粋さと汚さが表現されている2024年9月13日(上巻) 陽キャのリオと、根暗で貧乏なヒルマ。2人の歪な関係を目撃したタツヤは、ヒルマの表情が気になって忘れられない。ヒルマに近づいたものの、タツヤは衝撃の事実を知ることになる。(下巻) 「陽キャでいい人」で通っていたタツヤだが、ヒルマに溺れるにつれ、自分でも気が付かなかった汚い感情を知ることになる。一方、最悪キャラだと思われていたヒルマのリオに抱く感情が明らかになり、次第にタツヤへの気持ちにも変化が現れる。人の顔って一面ではなく、些細なきっかけで変われるかもって思わせてくれる。ヒルマの変化に喪失感を覚えるリオだったが、彼も決して弱い人間ではなく、ヒルマやタツヤへの複雑な思いを抱きながら、前へ歩いていく。三人三様の前進がすがすがしく、上巻でのダークさが下巻で裏切られた(嬉しい)。出てくる人(クラスメートや兄、母)、みんな完ぺきではなく、少しづつ純粋で汚く、良い作品だった。上巻が無料の間、是非読んで欲しい。
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鷹虎くん最高、☆10つけたい2024年8月20日アルファだと思っていた鷹虎くんは、突然オメガだと分かる。ここまでは、他でもよく読むストーリー。しかしここからが朝田先生ワールド。オメガと分かっても落ち込むのは一瞬、実家の財力と、生まれながらの体格、頭脳をフル活用し、アルファそのままの傲岸不遜な態度。しかもアルファの時と同じようにオメガと関係を持つし、なんだったらアルファさえ組み敷いてしまう…。鷹虎くん、最強!恐らく2巻以降の、鷹虎くんを中心とした恋の行方も楽しみ。鷹虎くんはオメガのクラスに移るが、オメガとして育ってきた彼らとの交流が面白い。そして!!!オメガ性の特性や地位、結婚や出産など、現代の社会問題や社会的弱者の生きづらさに置き換えても違和感がなく、考えさせられた。ちなみに、このレビュー投稿時、レビュー数は23件!す、少ない!メチャクチャ面白いのになぁ。絵のテイストや進み方が独特だから苦手な方もいるだろうが、もしそうでないなら超おススメ。
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話し合おうよ2024年8月19日蘇芳は、恋人のセイが他人との距離が近い事に不満を抱いている。「距離を取れ」「俺は不満」とそれとなく伝えても、セイにその自覚は無い。不満が募り、雰囲気が悪くなる。セイは自分の振る舞いが分からなくなり、バグってしまう。それを見て謝る蘇芳…。いい大人なのに自分の気持ちを伝えたり、分かり合うための話し合いもせず、傷つけあう。セイもセイで、自分の振る舞いが相手を勘違いさせた事が今までも何度もあるし、年齢的にも分かりそうなのに。それがストーリーのメインで、あまり好きになれなかった。しかしメインストーリーは個人的に微妙だったが、雰囲気も美しい絵も(眼福)、ゆっくり距離を詰める感じがとても好き。恋に落ちたらシリーズだが、前作を読まなくても大丈夫。伊瀬たちが幸せそうなのは良かった。
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SMプレイは控えめ、想像と違ったが面白い2024年8月17日モデルのミズキに憧れたトオル。ひょんな事から知り合いになる2人。トオルは相手の気持ちが読める特殊能力があり、ミズキのSとしての欲望に戸惑う。新たな扉を開ける事に戸惑うトオルだが、愛は性癖をも超越し…と。何とも幸せでラブラブなストーリー。2巻は乳首にピアス開けたり、2人でSMを楽しんでいたところ、芸能人としてのミズキが男と付き合っていることがバレ、スキャンダルに。とまぁ、若干の当て馬やトラブルはあるものの、幸せな物語。ただ、SMを楽しみたくての購入は微妙かな。2人のSMに至るまでの精神的な繋がりや、乗り越えが大きい。肝心の(?)行為は、思ったより少な目。また、心が読める設定は要らないような…。2人ともすごく可愛いし一生懸命だし、漫画としての読み応えは100%。ただ、SMを楽しめるかと言ったらそこまでではなく、あくまで可愛い2人を愛でるための本だと思った方が良いかも。Sのスイッチが入ったミズキの顔にゾクゾクした。そこも含め、もっとプレイをたっぷり堪能したかったので、⭐︎4にしたが、普通に読み応え抜群。
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大人な作品、じっくり味わえる2024年8月12日レビュー数が少なくとも、すごく良い作品はあるんだと改めて思わせてくれる内容だった。競馬の写真を撮るために京都に通うトオル。新幹線で偶然、年上のマコトと出会い距離を縮める。マコトはブラック企業に勤めていて、トオルはマコトの支えになろうとする。恋心を抱えるトオルだが…。少しずつステップを踏む、ゆっくりと優しい、リアリティ溢れる恋が描かれる。ブラック企業に関しても、辞めてやる!とか、社長をボコボコにして!とかではなく、凄く小さな変化から、自分の環境が変わってく。エロは全く無し。じっくり楽しめる大人の本という感じ。accaの作者さんが別名で描かれているらしく、納得。
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感情のもつれに、ついていけない2024年8月6日幼馴染のαとβ。αはβへの恋心を隠しつつ、ひょんなことからセフ レに。ずっと関係を続けていたら、βはΩへ変貌。Ωはβだった時からαへ劣等感や、いずれ違う道に進むだろうことから心の距離を置いていた。友達としての距離を保ちたいと言ってはいるが、セフ レ兼、コネ入社した時点で友達としての関係は終わってる。さらにα側も、自分とのセック スで幼馴染がΩになり、これから生きるのが大変になったのに、「お前は望んでいなかった、セフ レ関係を解消しよう」って、その決断に至る流れに納得できず。そもそもαとβが関係を持ち続けたら、βがΩに変異する症例を知っていたのだったら、意図しないとしても無責任かなぁと思う。感情移入がイマイチできず、ハマれなかった。
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最初から最後まで面白い2024年8月6日高校時代、一歩が踏み出せず、離れ離れになった二人。教師として再会し、ゆっくりと気持ちを確かめ合う。倫敦先生らしい、日常生活をうまく描いた一冊。よしながふみ先生が好きな方に、是非おススメしたい。ボケも突っ込みも相変わらず面白いが、個人的に、いまいち受けのキャラを好きになり切れなかった。あと、受けも攻めも黒髪なので、メガネを外した時、区別しにくかった。一番面白かったのは、攻めの親にカミングアウトするくだり。夫婦の関係なんて、子どもには分からないもんなんだね。あと、親が子どもの進路を心配する気持ちも、よーーーく分かる。親から画家になるのは反対され、美術教師になるのは賛成された攻め。大人になってから改めて知る親の愛。グッと心が持っていかれた。あと、あとがきが笑えた。
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ア◯ルは形容詞2024年5月30日「アヌル」は名詞で「肛門」。でも「肛門◯交」になると形容詞の「ア◯ル」を使い「ア◯ルセ◯クス」。勉強になりますね。テンジュの肉肉しい体、もっと見たい。イメージ的には、座裏屋先生の描く攻めの肉体美かな?まるまる一冊、プレイだけで出して欲しい。もちろん白抜きでなくR18で。ストーリーとしては、惚れさせると啖呵切った割にカタギとは距離を置くとか、唐突の両思いとか、少し疑問はあった。でも全体としてはとっても面白かった。テンジュ、普通に育ってたら性格的にも頭脳的にも、凄い才能の持ち主だったんだろうと思う。作者様、テンジュの肉体美が堪能できるR18のエチ満載の本、ぜひともご検討下さい。
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ポリネシアン最高!2024年5月23日三森さん〜でも思ったが、なぜかポリネシアンを旅先で&受けに内緒で決行しようとする(笑)本編は未購入だがポリが好きなので、こちらだけ購入。ポリネシアン自体はとっても満足。300ポイントで60ページなのも◯。ただ、絵のストライクゾーンが広い私でも、少し絵が…顔が…。作品全体は好きだが、個人の好みとして、オネエ攻めが苦手かも。
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次回からカラーでお願いします2024年5月10日画家先生の作品モチーフであるミチルが、体にタトゥーを彫ることになる。美しいミチルに恋した彫師のユウジ。両想いになるものの、ミチルはユウジとずっといるために体を傷つけて、先生に捨てられる。2人でアメリカに渡って心機一転って話。ミチルの精神の不安定さが、この作品の芸術性を際立たせている。思い込みが激しく一途で、ボロボロになりながらも、全身でユウジを求めるのが最高。しかもどんどんエロくなる。あと、ユウジの家の風呂!観葉植物がいっぱいで、こんな風呂に毎日入りたい。さすが芸術家のセンスだわ。登場人物の過去の絡みが絶妙。願わくば、美術的な作品は次回からカラーにして下さい。ストーリーも絵も最高でした!
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ネトスト万歳2024年5月8日うまく立ち回れず臆病になったり、カッコつけて好きな人を手放してしまったり。そんなすれ違いで別れてしまった高校時代の恋人との再会。両片思いの二人が、また勝手な思い込みで空回りしているが、バーの店員さんの手助けもあり、無事にゴールイン。ありがちなストーリーだが、面白い!!なぜかネトストしながら腕立て伏せしていたり、固まった姿が猫のフレーメン反応だったり。ノリ突っ込みも面白いが、コマ割りが絶妙。あと、攻めの同僚のオジさん(笑) 何も事情を知らないオジさんが温泉旅行に巻き込まれるのだが、ほとんど出てこない割に強烈な印象を残した。あの寝ぐせ!店長、お願いだからオジさんを落としてーーー!絵もすごく綺麗で大好き。ストーリーはありきたりだが、本当に面白かった。
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無邪気なわんこと猫かぶり【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
可愛い年下ワンコ攻め2024年5月8日先に「僕のおまわりさん」読んでいて、こちらは未購入だった。無遠慮で思ったことをポンポン口に出して言ってしまう赤坂くん。最初は微妙だったが、読み終わる頃には愛すべきキャラになっていた。赤坂くんには、年の離れたお兄ちゃんがいるのね。あのキャラに納得。晋くんとは正反対の年下攻め。少しだけチコちゃんも出てて癒された。いや~、可愛かった。早く買えば良かった。いいね
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表紙で損してる2024年5月7日評価が高くセールだったから買ったけど、このポップな表紙では買わなかった。デビュー作でしょうか?期待しなかっただけに(ごめんなさい)メチャクチャ面白かった。YouTuberが微妙だし、ノンケの受けもキャラ的に好きになれないかもと思ったが、読んでいるうちに可愛くなるのが凄い。お隣さんの配信が煩くてクレーム付けに行ったら、相手に妙に興味を持たれ一緒に過ごす仲に。攻めは、恋人に浮気されたトラウマ&執着の強さを自覚するが故に、受けを拒否。ここが題名の由来かな?題名がちょっと合わないかも。受けの今までの恋愛とか、もう少し深く読みたかった。テンポ良く、捻りすぎず、でも新しい感じ。とっても面白かった。オススメです!
⭐︎追記 12ページの小冊子(100P)はお勧めせず。エロはなく、日常会話で終わり。何の感動もなかった。安価だけど、本当に買わなきゃよかった〜(泣) -
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どのキャラも光っている2024年4月26日いや~、面白かったの一言。シノスケのアホな台詞もさることながら、コウさんのツッコミが秀逸。コウさん、単なるイケメンと思ったが、台詞が臭かったり思いのほかシノスケに負けず劣らずの変態だったり。また、脇役がとても多いのに、どの脇役も個性が光っていて読み応え抜群。例えば円のお爺ちゃんもチラリとしか出てこないのに、好感を持てる良いキャラとして印象に残る。ここまで多くのキャラを際立たせる作品はめったにないのでは?と思う。特に共演者役のミイノ!!彼のフェチや変態もじっくり見たい。ぜひ彼でスピンオフをお願いします。芸能界物ってあまりハマれないのが多いけど、これはすごく面白かった。スピンオフだけでなく、続編も希望します。ただマスク生活を忘れたいので、思い出してしまうというか、そこだけが個人的に残念箇所だった。
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ゆいつ先生の醸し出す雰囲気が最高2024年4月21日すれ違いから離れ離れになった二人。再会からの怒涛の両想いは見ものだった。確かに、乾の軽薄そうな笑い顔は信用できなくなるのは分かる。面白かったが二つだけ…。一つ目は、茜の怪奇現象が中途半端。うまくストーリーに生きていない。二つ目は、完全に個人的な好みだが、茜の髪型が高校生の時の方が好き。男性のワンレンスタイルがあまり好きではなかった。当て馬は最初は嫌な感じだったけど、はっきり意思表示が出来て好感が持てた。友達の藤原が良い味出してる。いろいろ書いたが、結局はラブラブイチャイチャの、幸せストーリーで面白かった。
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耽美な作品が苦手でも読んで欲しい一冊2024年3月30日元剣奴のヴィクターを買い取り、自分好みに調教する富豪のブラッド。ヴィクターがブラッドにハマる過程とか、2週間でマナーを身につけるの無理じゃない?とか、少し疑問が残る。また、刺客や記憶喪失より、ズブズブにお互いがハマる様子をもっと濃厚に読みたかった。そして耽美なはずなのに、ところどころに笑いが込み上げる。記憶喪失のヴィクターと再会し、怒ったブラッド。何をするのかと思いきや、なぜかキレッキレのダンス。もうこのシーンが最高!スピンオフでは、いつもは女王様気取りの傲慢なブラッドの新たな一面が。これがまた可愛い。続きを切望します。
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なんだか色々と足りない2024年3月16日ストーリーが唐突すぎた。タオがチカに憧れたきっかけとか、タオはピュアすぎてホストの世界が向いていなくない?とか。ノンケのチカが突然、男に目覚めたり、大和の当て馬が肩透かしだったり。ストーリーだけで考えると★3。でもタオが可愛すぎて、思わず★5にしてしまった。ホスト仲間や客だけでなく、読者までも籠絡してしまうタオの可愛さにギブアップ。大和が意外に良いヤツだったのも◎。ちなみに題名の「ストレリチア」は南国原産の花で、「極楽鳥花」とも呼ばれ、その花言葉は「輝かしい未来、気取った恋、恋の達者者、寛容、万能、女王の輝き、情熱」とのこと。作品のイメージに◎。
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ついハマってしまう2024年3月14日「攻めたい二人」も好きだったが、こちらも面白かった。「攻めたい」より、ベッドシーンが断然多い。ほぼ2話、ベッドシーンでは?みたいな事もある。縦読みなので、ちょっと読みにくいのが難点。ストーリーは、人の思考が読める受けと、893の攻め。クスリを巡る抗争に、家族や友人との関係が絡み合う。攻めがなぜ受けを好きになったのかよく分からないし、「攻めたい」と同じで受けがモテモテ(笑)。決して洗練されたストーリーとは言い難い(ごめんなさい)。だが、攻めが素敵すぎる。無表情かつ冷淡なのに、受けにだけ甘々で執着。そして何より、ベッドシーンの攻めがカッコよすぎる。日本の作品とはテイストが違うが、つい惹き込まれる。
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神作品2024年3月2日はぁぁぁ。何度も読み返してしまう。お互い辛い人生を歩んできた、ハオレンとチヒロ。ハオレンに執着するマヤから、二人は逃げながら生きる。チヒロはゲイバレして家族から捨てられたというつらい過去があるが、まだ世の中に留まり、ハオレンの支えとなる。ハオレンが可哀想で辛くて。チヒロと一緒にいることが、「楽しい、これ以上ない」。だから「死にたい」。自分に降りかかった、チヒロと言う奇跡。この幸せがいつまでも続くわけがないという恐怖を感じてしまう。まさしく「ハッピーオフジエンド」。1巻で号泣させてどうする? また2巻では、喧嘩をしてチヒロがハオレンを置いて家を出ていくシーンがある。数時間後に戻ってきたチヒロが見たのは、自分が出て行った時と同じポーズで立ち尽くしているハオレンの姿。外から帰ってきたチヒロより、家の中にいるハオレンの体の方が冷えている。呆れながら抱きしめるチヒロ。本当に胸が締め付けられた。何をどうしたら、こんなシーンが思いつくんだろう。マジで天才です。3巻はますます辛かったけど、まさしく神作品でした。マヤは完全に異常者だったけど、来世は幸せな人生を送って欲しい。
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BLではなく読みたかった2024年2月16日ずっと気になっていたが、セールでようやく購入。内容は凄く面白いが、この作品はBL要素を排除した方が、ストーリーとしてずっと深く描けると思った。画力が素晴らしい作家さんだし、この面白い世界観で、独特のストーリーを深堀りした内容が読みたかった。ムスティアとノネだろうなと思っていたが、予想通りでホッとした。主人公がまさかの当て馬!この展開は良かった。いいね
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もう可愛すぎ!2024年2月15日短いんだけど、いつもの二人のすれ違いや甘々な雰囲気が素敵。「美味しい」って誉めて欲しかったのね。アニメの楽しさを共有したかったのね。あのイジケ具合が可愛すぎる。本番は無し。ざんねーーん。サングリアを飲みたくなった。
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迷うことなく★52024年2月6日893の兄弟を中心に、愛人、仕事上の裏切りや嫉妬、色々な要素が交わる。これは「再生の物語」なのかなと思った。子どものころに得られなかった愛情を求め、傷つけあい、苦しみ、お互いを補い合う兄弟愛にグッとくる。親父と義理の親父の、それぞれの子どもに対する思いにもウルっとした。誠がアホすぎると思っていたが、後半に怒涛のアホを発揮。アホにしか解決できない方法があったとは(笑) 愛すべきアホから、超愛すべきアホに昇格しました。番外編もすごく面白かった。こんな誠でもやっぱりお兄ちゃんだなって、ホッコリした。攻め受けに関しては考えるところがあったが、最後にはこれで良かったと思う。薄っすら形が見えるボカシなのが◎。
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ストーリーが刺さらなかった2024年2月1日R18だったので楽しみだったが、韮沢シリーズの方がエロかったかな。ストーリーもハマらず、残念だった。これは初版が2020年で、あとがきに「10年以上前の作品」とあるので、2010年前の作品なのかな?その当時からこの画力(絵は本当に綺麗だった)とは、ひたすら脱帽。作品自体にはハマらなかったが、池玲文先生の初期(?)の作品に触れられたのは良かった。
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上巻までは良かった…2024年1月25日上巻までは柴田と春人の悲しい別れ、滝の届かない思いを描いていた。ここまでは良かったのさ。下巻になり、宗教団体?復讐?などが始まり、柴田さんの心を解すためのストーリーとしてはイマイチに思えた。また、柴田さんの心境の移り変わりや行動が、理解しがたい。説得力がないというか。そして何より、あの幽霊のくだりは無いよ。迎え火で春人が現れるって、どうなんだろう。柴田さんの心残りを癒すにしても、本人は覚えていないとか。あのくだりは本当に無いと思った。もっと柴田さんと滝が、心を通わせ、積み重ねていく話を中心に描いて欲しかった。ただ、上巻の春人は泣けた。生きて守ることより死ぬことで守ることを選んだ。戦いに向かう春人の表情が辛く悲しい。愛する人と平穏に生きる道を、政府によって絶たれた憎しみ。この辺りの心理描写は本当に素晴らしかった。下巻の流れが苦手だったが、非常に高評価だったので、私個人の好みの問題だと思う。
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覚悟して読んだが辛かった2024年1月11日これをなぜ1巻で終わらせたのか…。せめて上下巻の内容では?メリバでも、好きな終わりではない。一緒に苦しみの中に落ちていく2人の姿が、幸せに思えないが、少しでも明るい未来があると信じたい。寝る前に読むのはオススメしない。この作品はこの一冊で全く隙もない完璧な作品であり、続編を描くのは作品全体を壊し損ねないし、読者に託した想像の余韻がぶち壊しになるかもしれないが、それでもぜひ続編をお願いしたい。辛くて読み返したくないけど、⭐︎5にせざるを得ない。色んな意味で、なんとももどかしい作品だと感じた。また、この作者様はこんな作品を描けるのだと、改めて凄いと思った。
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本編より好きかも2023年12月26日本編のスモーキーは、キャラが王道。こちらは、攻めも受けも王道のキャラとはかけ離れていて、闇が深く執着も怖い。桜次郎は嫌な奴だと思っていたが、過去を知ると切なくなる。兄の愛情はあったけど、それを凌駕する孤独があったのかな。そして壱真!!怖いよ~。表面上は慶祟のYESマンを演じながら、しっかり桜次郎への執着を全うするよう仕向ける底恐ろしさ。その狂気がゾクゾクして面白い!なにげにお兄さんの偏愛も凄いよね。もうひと押しのキモいブラコンが見たかった。このシリーズはブツの白抜きやボカシがないので、素晴らしい。スピンオフだしな…と購入を後回しにしていた数か月前の自分に、さっさと買えと言いたい。
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合わなかった2023年12月19日感動したと口コミを読んだが、うーーん。BLのクズキャラは今まで散々読んだので、引くほどではなかった。ただ、なぜアキヤマはあの理由であそこまで追い詰められるのか全く理解できず。もう少し掘り下げないと共感できない。そして何より、ハッピーエンドなのだろうが、全くハッピーで終わった気がしないのが、高評価に出来なかった最大の理由かも。そして例の事件が起きてからのやり取り、あれは何度も会う必要あったのかな。グダグダ感がある。お金の関係から段々と絆される様子はすごく良かった。でもそれ以上に、アキヤマにイライラしてしまって…本当にごめんなさい。好きな作家さんです。今回は合わなかったけど、次の作品も必ず読みます。
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薗田の薗田は凶器2023年12月8日博人と比べると、「エノキ」と「ドンコ」レベルの衝撃。でも博人の凄さはそこではなく、アレを受け入れられるってところ。ストーリーも良いが、そこを楽しんだり味わったりするというより、イチャコラがメインに思える。欲を言えば、場所やプレイにバリエーションが欲しかったかな。成人版としての役割はパーフェクト。薗田の渋さと執着度合いが最高。199ページ、修正はほぼ気にならず。
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まさかのキス止まり2023年11月24日マキネ先生の作品でキス止まりとは。寸止めですか?あれで27歳とかあり得ない。ピュアピュア過ぎる。あり得ないと思いつつ、惹き込まれる27歳、恐るべし。ほんと丁寧に作り込まれているなって作品。疲れていて、少しホンワカしたい時に読みたい。
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トモヤが可愛過ぎる2023年11月24日芸能物やアイドル物はあまり好きではないが、この作品はテンポ良く、ツッコミもいつもながら最高。なんで?って思うくらいケイを信奉するトモヤ。写真からあんなグッズが作れるのね(笑)トモヤの一途さに絆される過程が、丁寧に描かれている。出るキャラ全てが可愛くて好感が持てる。次巻はグループメンバー同士の恋かな?もうちょっとスパイスが欲しかったかな。続きを期待してます!
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面白い!と切ない!が混じる短編集2023年11月12日表題作「それを言ったらおしまいよ」と、「私の永遠の恋人」が最高。よしなが先生らしいBL作品。特に「永遠の恋人」は、なるほど、そう来たか!と唸る作品。「おとぎの国」「ある五月」はBL枠ではないのかな?ちょっとシュールでチャレンジング。「おとぎの国」はあまり意味が分からなかった。「ある五月」は心が痛い。一般から少しずつズレた人と、いわゆる普通に生きられる人の、不幸な物語。悪気はなくても、普通が分からない人が生き辛くて、切なくなる…。「ピアニスト」はBLと言えばBLなのかな?ピアニストとしての成功を手に入れられず、世捨て人になった男が、ぎりぎり生へしがみつくまでの物語。★5と★3(心が痛くて)が混じっている作品だった。
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修正が甘くて◎2023年11月7日絵がとても好き。攻めのイケメン&受けの可愛さに癒される。片思いしていた相手にビ〇チのフリして近づき、攻めは男相手にアッサリ落ちる。感情の行き違いから喧嘩するが、愛を確かめ大円満。どこが悪いという訳でもないが、キャラにもストーリーにものめり込めず、2巻は未購入。攻めがクールな顔で絶倫設定なのが良かった。ちなみに、本の題名が「ビ〇チ」なのに、口コミでビ〇チが不適切ワードでエラーになる不思議(笑)
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設定は好き2023年11月6日受けの顔が可愛くていつまでも見ていられるし、仕草や台詞も大好き。攻めも良いのだけど、「大人として我慢します」とカッコつけている割に、様々な欲望に負けまくっている(笑) ファンタジーだから犯罪だとは言わないが、すぐに覆る軽い決心ならしない方が潔いというか。また、設定は良かったのに、2巻ある割には、結果があっさり過ぎて、アンバランスな感じがする。特に不正やお父さんとの話が、意味深な雰囲気だったのに解決が早い。不等辺くらい、ダークで病んでる方が好きかも。
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478Pの傑作2023年10月18日田宮が大学のゼミで出会ったのが、代議士の息子、藤堂。田宮は自分の性的志向に悩み、藤堂は自分の家族から自由を得たいともがく。笑いあり、涙あり、切なさも苦しさも、全部盛りの一冊。前半の大学生時代は少ないが、後半からH多め。藤堂の弟の話も良かった。いやーーー、読み終わった後の充実感たるや、購入して良かったと思わせる。単調になりがちな日常生活なのに、このページ数で全く飽きずに読める。
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BlueMoon,Blue~between the sheets~【電子限定おまけ付き】
一瀬さんは何歳?2023年10月15日続編物と知らずに買ってしまった。台無しだと思うほど、白抜きがデカすぎ。作者様が悪いのではないが、興ざめする白抜きだったかな。恋人だったら会話をしてほしいと思うシーンで一方的に思い込み、すれ違いや勘違いが生まれる。そのすれ違いが切ないのならキュンとするが、私には面倒に感じてしまった。あくまで個人的な感想で、評価が高く人気があるのは納得。いいね
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カワイイという言葉がピッタリ2023年10月15日キツネがとてもカワイイ。キツネ憑きの紺野と、キツネ&紺野に好かれたユクリ。キツネと紺野の人格が、一応、別物というのがこの本の特徴。なかなか関係が発展しなくてもどかしい。キツネや紺野の可愛さを堪能する本。ドはまりするかというと、そこまでではないが、可愛さは満喫した。フェイク~の方が好きだったかな。199ページ。
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人間関係の描き方が天才2023年10月14日洋菓子店で働く4人の男と、それを取り巻く様々な人間関係が複雑に絡み合う。天才としか言いようがない。表情一つ一つの、見せ方まで素晴らしく、シリアスと笑えるシーンのバランスが最高。何度も読みたい。メインキャラは、橘、小野、千影、神田の4人。オールマイティな才能があり大金持ちでイケメンの橘が、何故か小さな洋菓子店を開く。そこで働く事になったパティシエが、橘が高校時代に手酷く振った小野。酷いキャラだと思っていた橘だが、その理由や気持ちを考えると切なくなる。千影は、橘のお世話係と言いながら、何もできないボンクラ。しかし純粋で、心から人のために尽くす。橘と千影の関係が大好き。神田は孤児で元ボクサー。巨〇の星かと思った。ボクシングを辞めてパティシエを目指す。小野に心酔するが、橘には塩対応。そして何より、橘が洋菓子店を開くことになった理由が…。4人のキャラが優しく悲しく切なく、これで終わりなのが悔しいとさえ思ってしまう。犯人の結末は予想もしなかったが、これで良いのだと思わせる描き方だった。
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細部まで考えた設定&可愛すぎるモフモフ2023年10月12日作者様が様々な設定を考えて描いたのが分かる。キツネのグルーミングだとか、牙丸めとか、Twitterのカップリングに嫉妬するとか、ちょっとした当て馬がいたり等、とにかく様々な小話が散りばめられていて、最初から最後まで全く飽きない。ストーリーとしては、両想いになった二人にいろいろな試練が降りかかる。特に、一生ネズミの姿から戻れないかもしれないサチオに対し、結婚しようというシーンに胸を打たれた。そして何より!キツネもネズミもカワイイくてモフモフしたい!キツネが腹を出したときのタマまでカワイイ。ネズミのブラッシングが歯ブラシなのが笑えた。236ページと、ボリュームにも満足。続編が出るみたいなので、楽しみ♪
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このポイント数で、なんと426ページ2023年10月12日かなりお得です。平民出身のジェラールと、没落貴族のジャック。ジャックはジェラールに反発しながらも、下男として働きながら成長を遂げていく。いつの間にか二人に芽生えた恋だが、お互いが歩んでいた過去の傷や人間関係から、なかなか発展しない。しかし何年もかけて築いた二人の関係は、確固たる愛となり…。新しい愛が過去の傷を癒し、新たな一歩を踏み出す、最高のラストシーン。表情の描き方、コマの使い方、シリアスと笑いを絶妙に組み合わせるバランス。うまく表現できないけど、滅茶苦茶おもしろいです。マジでお勧めです。歴史的背景やフランスの当時の文化など、勉強にもなりました。よしながふみ先生、買い漁り決定です。
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全てが可愛い!2023年9月23日クラスの中心人物の蜂谷と、陰キャで自信のない花織。花織はプライドが高い割に劣等感や憧れを蜂谷に投影し、自分勝手に自己完結するタイプ。蜂谷に惹かれつつも、「蜂谷は何を考えているか分からないし、自分を振り回す気分屋だ」と、勝手に傷ついて逃げ出す。大学生になり少し成長した花織は、等身大の蜂谷を認識できるようになり、初めて気が付く。「彼も同じ不器用な、単なる高校生だった」と。一つ一つの思い込みが可愛くて仕方がない。蜂谷目線の話も最後に描かれていて、滅茶苦茶良かった。本番は最後の方に2回ほどだが、高校の空き部屋でこっそりイチャイチャ多いのも良い。目線で表情を描いたり、雰囲気の出し方がとても上手い作家さん。
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買ってしまった…2023年9月16日続きが出るか分からず、単行本になってから買いたいと思いながら、セールの魅力に勝てずに買ってしまった。続編を切望します!なんて色っぽい吸血鬼…。お伽噺…の雰囲気が好きな方におすすめです!
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