夜啼鶯は愛を紡ぐ
」のレビュー

夜啼鶯は愛を紡ぐ

小中大豆/yoco

失って初めて気づくもの

ネタバレ
2024年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読みながらいろんな気持ちが渦巻きました。エリアスのような男を好きになったら…いくら最初に自分は誠実ではないと釘を刺されていたとしても、嫉妬に身を焦がしてしまうのはわかるよ…。耐えきれず離れていったデヴィッドの気持ちも。出会って7年。新鮮味も薄れて、声も旬を過ぎたと自覚するようになった頃に彗星の如く現れた煌めくノウァ。衰える声に比例するように心を侵す嫉妬と猜疑心。10年経ってようやくお互いと向き合えるようになった2人。未来はどうなるかわからないけど、未来を恐れたまま生きるより、今を選んだ凛。お話の前半はエリアスに依存して生きる凛の姿が痛々しくて仕方なかったですが、そんな凛も成長しましたね♪「攻めザマァ」って言葉があるの初めて知りました(笑)
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!