雑用付与術師が自分の最強に気付くまで(コミック)
」のレビュー

雑用付与術師が自分の最強に気付くまで(コミック)

アラカワシン/戸倉儚

独特のキャラ 賢さ・地道な努力で最強に

ネタバレ
2024年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品の魅力は、主人公のキャラが独特で、その能力がただ与えられたものではないというところだと思います。
主人公のいわゆる“まとも”ではない感じが、個人的に共感できたりします。
自分が悪くなくても、日常的に否定されたり虐げられているうちに、悲観的になってしまうと思います。
さすがに「フヒヒヒ」とは笑いませんし、そこはキモいんですが(そこも好きです)、ボスとの戦闘しているときの別のヤバさとのギャップがすごいです。
そして、高いレベルの魔術や膨大な魔力を持っているというわけではなく、小さな付与術を巧みに使うことで能力を何倍にも高めるという賢さと地道な努力がすごいんです。
短所があったって、天性の才能がなくたって、最強になれる(かもしれない)という点で、読者の背中を押してくれる作品でもあると思います。
また、主人公の過去に何があったのか、黒いアレの正体は何なのかが気になります。
複雑すぎないので読みやすくて、伏線があり展開が予想できないので、おもしろいです。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!