このレビューはネタバレを含みます▼
「肩甲骨とワンピース」スピンオフ。スクールカウンセラーの高杉と一条勇のお話。勇はひかるの従兄弟だけど姓が一条ということは養子になって義弟なのかな。二葉と別れた高杉と恋人ができたひかるにあまり構ってもらえなくなった勇。依存先を失った二人の新たな共依存・・・ではなく、高杉は生徒である勇をきちんと拒絶できるし拒絶された勇は自分や問題を見つめ直して成長できる。前作を通して一番しっかりしているのは成長後の勇なのではないかな。もちろんひかるもしっかりしてはいたけど純粋さゆえに挫折知らずというか自律していない感じはありました。勇は問題も乗り越えて成長し未来もしっかり見据えていると思いました。高杉も依存や執着ではなく勇自身を見て向き合えるようになったと感じました。スピン元よりこちらの方が私は好きでした。星4.3