1945シリーズ
」のレビュー

1945シリーズ

尾上与一/

光属性と闇属性のBLが好きなら是非

ネタバレ
2024年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 専門用語にフリガナ校正が入り、とても読みやすく、なんとなくで読み飛ばすこともできます。しかし、あえて知らない用語は一つ一つ調べたり(タバコ名一つとっても当時の資料が出てくる)、舞台のラバウルをGoogleマップで調べながら読むと、よりタイムスリップができ、濃厚な小説体験になります。電子書籍は文字を拾って検索しやすい媒体ですので、本当にありがたい。そして、入り口はどこからでも、知ることが平和への祈りに続く一歩と思っております。と、尾上先生のお言葉をお借りしつつ、、
ここからは独り言強めですが、今回の牧先生の描き下ろしで読者である私も、やっとひと心地つきました。本編だけでは穴が埋まらず同人誌等々で心の整理をつけてきたのですが(大変良かった。こちらも別所で再販2024.03)描き下ろしのイラストで、もやもやが成仏しました。三上の気持ちがカケラでも分かるようになった気がして、彼は本当に、、すごい人ですね。人として大好きです。いい人だ、、。いや、いい人を語りだしたら、あれやこれやらキリがない。沢山の人々と文字ですれ違い、懐かしい気持ちになりました。悲しいより恋しい、あぁ1945シリーズ、沼です。
(余談ですが私の性癖をこじあけた小説でもあり甘やかしオカン属性が傷ついた相手をデロデロに溶かす構図のBLをこよなく愛すようになったその発端はこのシリーズのおかげであります)(レビューの萌えを語るバランスが難しいジャンル)(急に早口)(待ってろ、次巻!)(待てねえ!)
(追記)タイトルつけといてなんですが塁は闇属性か??と後から思いつつ、なにか、、やっぱり影が落ちているイメージなんですよね、、あれかな、三上が光りすぎてて闇に感じるんでしょうか。救済の側面がそう思わせるのか、、というか闇の定義って広いですよね 皆さんの闇は、どこから?(しらんがな)
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