悪役王子とお抱えの針子
」のレビュー

悪役王子とお抱えの針子

中原一也/石田惠美

中原先生のファンタジー

ネタバレ
2024年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ランプの精とか魔王様が出てくる中原先生のファンタジーものはあんまり面白くなかったんですけど(いずれも攻めは好きだった!!!設定や話の流れが面白くなかっただけで…)、今作はすごく良かったです!!!一点だけ難を挙げるとすれば、フィンのお父さんも実は王族だったりして何もかも上手いこと解決しすぎた点ですかね。B Lのファンタジーもの、実は…ていうのがラストに絶対くるので、全然驚き展開じゃないし、ご都合主義的に感じられるので、個人的にはあまり好みではないかな…まあ、何もかも上手くいってハッピーエンドでおわるのがセオリーではありますが。内容は、フィンが正体隠して針子になったり、グレン様は冷酷で恐ろしい王子だったりで、ドキドキハラハラ。少しずつ距離縮めていく過程が大好きすぎて、延々と見ていてぇ〜〜となりました。グレンが、馬や小さい生き物には優しいというのも萌えポイントが刺激されました。人に誤解されるのもどこ吹く風。途中、攻めの視点もあります。フィンが人間じゃない??とわかっても、すぐには追い出さなかったり、グレンを助けにきたフィンにたくさん触って口の穴を確認するためにキスしたり、身体の模様眺めたりするシーンが好きでした。「お前が悪い」とか言ってキスするのずるいから……。そのあとも、エセルバート兄さんは悪いお人でした。あの告白シーンは一生からかいの種にされることでしょう。結ばれた後にお庭で膝枕して、ずっとそばに居ろよ…とかいう会話交わす2人好きすぎでギャーーース!!!ラストまで萌えまくりました。意外とくっついた後は寡黙ってわけでもなく、普通にイチャラブな会話を交わす王子です。ギャップ萌え。フィンの口から糸が出るのは、正味想像力が足りずイマイチわからなかった。図がほしい。攻めはそこの穴よく舌で愛撫するんですが、痛くないの??人体の不思議。受けは攻めのために結構勇猛果敢って感じで、森にも入っていくし、足から血が出ても攻めのこと追いかけ回すし、結構激情型だな〜と思った。ハートのお熱い2人でした。続き読みてえ〜デレデレにベタ惚れなグレン様見たい
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