このレビューはネタバレを含みます▼
『晃くんかもしれないし晃ちゃんかもしれない』の作家さま。
物語を作られる時、全てを詳（ﾂﾏﾋﾞ）らかにしない手法を取られる作家さまは沢山いらっしゃいますが、八寿子先生も、ストーリーにひと捻りあって奥深い作家さまだと思います。
4巻で、「雨音」がドアを閉めたフリをして部屋にとどまっていた所、「日生」が、アッ…と後悔した表情で振り向いた時、何ともキュンが溢れました。
身体が入れ替わってしまうお話の締めはとても難しいのでは‥と推測致しますが、本作はまだまだ余韻を残していて、どうして締められてしまわれたのかと思ってしまいますが、
過剰に照れ屋の日生とちょっと変態気味の雨音、とっても魅力的なキャラでした。
作家さまもあとがき等で、描きたい色んなエピソードがどんどん溢れてくると書かれていましたので、ソレが本作の番外編になるのか、はたまた、新作の際の物語に盛り込まれるのかはわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
シーモア島で、本作の存在を教えていただいてありがとうございました(^-^)
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