Be a good boy, my dear dog
」のレビュー

Be a good boy, my dear dog

くけこ

レアな二人がぴったり嵌るのっていいよね!

ネタバレ
2024年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバース×Dom/Subミックスパターンは初めてでしたが、確かに共存可能だし、何ならもっとエモくなりそう。
本作は体の二次性と心の二次性両方とも存在し、Domだと思っていたαの志朗は同僚のDomの大地に強制的にコマンドを使われ、自分がSubなことがわかり、さらにSub-Bropさせられてしまう。会社にも行けなくなり、藁をも縋る思いでメンタルクリニックに行く途中で出会ったのがΩのDomでそのメンタルクリニックで働く秋人先生で…というお話。オメガバースは身体的なもので、Dom/Subは精神的なものなので確かに邪魔も矛盾も起きなくてそういう世界観だと理解出来ればとても楽しめました。本作はどちらかというとDom/Subが強めかな?その世界観でもレアケースな2人が出会って、互いに満たされあうのはとても良い…。それでしか満たされないエモさがあるよね…!志朗の治療を通して二人は惹かれていくのですが、秋人先生がとにかく献身的で守ってあげるタイプのDomなので二人のやり取りが心地よかったし、志朗はαだけど忠犬感が強く、これはSubらしさが強くて良かったです。最後の大地との絡みはもう少し大地に反省してほしかったし、改心した経緯をもう少し欲しかったけど、そこは深堀りするほどでもないか…。それ以外の脇役キャラもいい感じでとても良かったです。
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