ダイヤモンドの功罪
」のレビュー

ダイヤモンドの功罪

平井大橋

本当にこのマンガがすごい

ネタバレ
2024年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ タッチ、H2、ルーキーズ、バッテリー、おおふり、ミスフル、群青にサイレン、忘却バッテリー、などこれまで野球漫画をいくつか読みましたが、まだ野球漫画にこういう視点があったのか…!とびっくりしました。
ひとりの天才によって狂わされる大人たち、同級生、先輩…リアルに何年かにひとりこういうとんでもない天才が現れてるのではないかと思います。主人公は順風満帆まっすぐ野球できるわけではなく、本人の意思とは関係ないとこで嫉妬されたり恨まれたり恐れられたり、大人の勝手な都合で強豪チームに入れられたりやりたいチームで出来なかったり…。リアルにあるだろうなあと思いました。
特に大人の描写がエグいです。野球やってる息子の自信を奪いたくないから、監督が自分の野球塾に主人公が入ることを断ったり…気持ちがわかるだけにキツイ。
同級生とその親や兄弟たちも、天才が現れたことによって関係が崩壊していくのも怖いです。でも実際こうなっちゃうのもわかる…と思うのがほんとうにすごいしおもしろすぎます。ここ数年で読んだ漫画でいま一番夢中になってます!
連載前のいくつかの読み切りと繋がっていくのかなあと思うので中学、高校、プロと進んでいくのが楽しみです!
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