このレビューはネタバレを含みます▼
錆のゆめ上下から左右、読み終えました。最初はとしおさんの可愛さやいじらしさに悶えていただけでしたが、次第にとしおさんが可愛ければ可愛いほど苦しくなってきました。
目を背けてはいけないとしおさんの今後の事と、幸せそうな2人の日常とがセットでくっついてしまって、お願いだからこのまま幸せでいて欲しくて、涙が出てくる。
としおさんの愛情深さに救われていく進藤さんの、少しずつ変わっていく表情や愛情表現。時系列は若干前後しますが
私は最後の4冊目を右にして良かったかなと思います。
としおさんが性玩具になっていた当初の事を思うと、進藤さんと生活し始めてからは性的な描写はほぼないです。もっと続きを読みたい。2人の幸せな生活をずっとずっと見ていたい、少しずつ進展していく2人も見てみたいと思う反面、成長しないとしおさんと進藤さんとの未来ってどうなってしまうのか考えるのが怖いです。。
それがずっとチラチラと過るので、幸せそうなとしおさんの笑顔を見て余計に涙が溢れてしまいます。
レビューは滅多に書かないのですが、よくわからない感情が暴れていて泣けてきて書かずにはいられませんでした。
きっとこの先、何度も何度も読み返す作品になります。
ただ一つ不安に思うこと、全部としおさんの幸せな夢だった…みたいな終わり方になりやしないかと。
上巻でのとしおさんの夢と進藤さんの夢も意味深だし。
お願いだから、夢オチっていうそんな悲しい事にだけにはならないで欲しいです。