後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~
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後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~

唐澤和希/井山くらげ

寵愛独占で甘やかしなの?えー、好き。

ネタバレ
2024年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読了。王道。今のところ、寄り道せずに結末までの直線道路をさくさく進んでるイメージ。傀儡皇帝の苦悩を描いているのですが、割と軽い感じなので、流しながら読んでいたら、ちょっとしたセリフが意外と伏線になっていて3巻で一気に回収されはじめます。采夏妃は思考回路がすべて茶ありきですが、落ち着いてて好き。宮廷ものって、寵妃になっても、皇后だけはやっぱり別だったり、主人公と出会う前の寵妃がいたりして、どことなくもやっとしたりすることもあるけど、本作は、皇帝がウブで一途な感じで、采夏妃だけを寵愛して甘やかしそうな予感がする。傀儡師たる宦官との対峙のハラハラ感を楽しむというより、采夏妃が寵愛を受けるまでの過程を楽しむ作品かも。そしてそれがけっこう面白い。いや、でも、次巻で一気に物語が動きそうだし、もしかしたらハラハラもあるかもしれない。そうなったら最高よね。皇帝の『望むもの全てをくれてやる』もやばいし、その言葉がどんな結末を導くのかも気になるし、そして絵もキレイなので、うん、好きです。
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