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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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  • ウチのΩは口と性格と寝相が悪い【イラストあり・電子限定ショートストーリーつき】

    東川カンナ/末広マチ

    セリフ選びがいい!
    ネタバレ
    2024年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半の2人のスタートは、紗和の辛さが伝わってきて胸が痛かった。でも、人生観・モデルの仕事・番への嫌悪感・紗和自身も受け入れ難いΩの本能など、そのすべてを一度も否定せず、ありのままの紗和を優しく甘やかし、不器用ながら奮闘する司と、そんな司に少しずつ絆されていく紗和の変化がかわいすぎる!紗和の怒りながら甘えてる感じ、なんで怒ってるのにあんなかわいいの!?セリフ選びいいよなぁ。巣作りのくだりなんか、もうニヤニヤがとまらんかった。司の包容力も良くて「うん、わかってる。イイところ、全部確認していこうな」のセリフもやばくないですか?あー、可愛かった。マチ先生の絵との相乗効果で紗和がかなり可愛く見える。続編も読みたいし、マチ先生でコミックス化もして欲しい。
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  • 繋いだ恋の叶え方

    吉尾アキラ

    運命って結局なんなのかというと
    ネタバレ
    2024年4月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 溺愛で執着で切ない。そして考えさせられる、読み応えのある話。運命って「自分の意志に関係なく身にかかる吉凶禍福のめぐり合わせ」のことだから、運命の赤い糸ってのは「意識しなくても自然な形で成就の『機会』が巡ってくること」にすぎないんですよね。だからこそ、その機会を活かさないという選択肢も取り得るし、機会さえあれば好きになるというわけではない。「糸は感情を強制しない」というのは、そういうことなんですよね。それを知りながら、薫がなかなか糸を切ろうとしなかったのは、(原さんの為でもありつつ)原さんを失ったときの言い訳になるから。原さんは溺愛で執着なんだから、あとは薫だけ。小指だけで繋がる細い糸と、お互いに意志を持って全部の指できつく握りあった手のどちらが強いかなんて一目瞭然。最後のシーンから作者さんのそんな思いが伝わってきます。糸の相手よりも先に出会うという巡り合せもまた運命ですよね。薫はかわいいし、原さんの甘やかしっぷりも最高。
  • 憐れなβは恋を知らない【コミックス版】

    屋敷シマ

    溺愛と執着がカンストした圧倒的オス攻め
    ネタバレ
    2024年3月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もう最高!そして切ない。なんでも手にしているけど、本当に欲しいものだけが手に入らない攻め。凌介の凉晴に対する溺愛と執着がすごく、行動のすべてが凉晴のためです。凉晴はその生い立ちから、執事であることでしかアイデンティティを保てず、圧倒的に自己肯定感が低い。一方、凌介は、凉晴を側に置くために、凉晴が思い込んでいる「遣えるべきα(=仕事ができΩを抱く)」を実践する。凉晴から初めてΩを抱くように言われた凌介も、気丈なふりをしてそれを伝える凉晴もあまりに辛い。凌介は、たくさんのΩを玩具やペット扱いすることで「番を作ることに興味すらない」と暗に伝えているんだけど、第二性を特別視する凉晴には伝わらない。αは何人でも番えるんだから番になったΩを大切にするかは結局αの心次第なわけで(=番だからずっと側にいられるわけではない)、誰を大切に側に置くかは、結局、番かどうかとは全く関係ないんですよね。そういう意味ではβだから一緒にはいられないってことはないんです。でも自己肯定感の低い凉晴は、執事でない自分が凌介の側にいる理由を見つけられない。凉晴の中で、凌介の周りの執事以外の人には特別な理由(αやΩ)があるんですよね。何も持たない人は一緒にいられない。だからこそ執事であることに固執して、あげく「執事でないなら玩具になる」とまで言っちゃうわけです。凌介は「俺に愛されていることが理由になる」ということ伝えるために試行錯誤する。そしてあの結末。本当にすべてが凉晴の為。愛が深すぎる。Ωのフェロモンには充てられないのに、凉晴のかわいさに充てられ理性を失ってオスになる攻め、やばい!もう最高すぎ!!
  • 後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~

    唐澤和希/井山くらげ

    寵愛独占で甘やかしなの?えー、好き。
    ネタバレ
    2024年3月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読了。王道。今のところ、寄り道せずに結末までの直線道路をさくさく進んでるイメージ。傀儡皇帝の苦悩を描いているのですが、割と軽い感じなので、流しながら読んでいたら、ちょっとしたセリフが意外と伏線になっていて3巻で一気に回収されはじめます。采夏妃は思考回路がすべて茶ありきですが、落ち着いてて好き。宮廷ものって、寵妃になっても、皇后だけはやっぱり別だったり、主人公と出会う前の寵妃がいたりして、どことなくもやっとしたりすることもあるけど、本作は、皇帝がウブで一途な感じで、采夏妃だけを寵愛して甘やかしそうな予感がする。傀儡師たる宦官との対峙のハラハラ感を楽しむというより、采夏妃が寵愛を受けるまでの過程を楽しむ作品かも。そしてそれがけっこう面白い。いや、でも、次巻で一気に物語が動きそうだし、もしかしたらハラハラもあるかもしれない。そうなったら最高よね。皇帝の『望むもの全てをくれてやる』もやばいし、その言葉がどんな結末を導くのかも気になるし、そして絵もキレイなので、うん、好きです。
  • えっちは週7希望ですっ! 【電子限定特典付き】

    ぺそ太郎

    スピンオフ最高なんですけど!
    2024年3月15日
    えぇー!?五十嵐とトオル編が最高なんですけど〜!本編の伊織と葵のワチャワチャしたおバカップルもかわいいんだけど、五十嵐先輩のSでちょっと余裕のある感じ最高〜。トオルも先輩に対してだけ信じられんくらいピュアで、そりゃ先輩も絆されますわ。二人ともお互いが大好きって溢れ出ててやばいです。とくに、描き下ろしの五十嵐目線のお話いいよね、好き。
  • 能美先輩の弁明【単話版】

    大麦こあら

    恋人甘やかしモードの理由って…
    ネタバレ
    2024年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻まで読みました!瑛人、能美先輩のこと完全に好きよね。まー、もともと才能は認めてたし、上目遣いで「声我慢するから家に行きたい」って甘えられて連れて帰るくらい先輩の顔も好きだし。先輩から「女の子とはムード大事にする」って言われてムスっとしちゃうし。あげく、瑛人のとこに来たのは「スルのが楽だから」なんて言われて苛ついて、先輩に「面倒でも瑛人としたい」って思って欲しくて、楽させないようにして『(俺とするためだけに)面倒なことしてるの気付いてます?』なんていじわるしちゃって。…からの「ふ」のしてやった顔。なにそれー。瑛人の心情的に「先輩キスしてくるし、面倒でもがんばっちゃってるし、後ろで気持ちよくなってるし、おれのこと好きなんだ」って気付いて、先輩のことかわいくてたまらなくなって(先輩は無自覚だけど)両思いなら実質恋人みたいなもんって判断したから急に恋人甘やかしモードになったってことで、とりあえずいいですか?
  • ドアの向こうにはロマンス【電子限定描き下ろし付き】

    Hiカロリー

    自覚したら溺愛激重の攻と無自覚ピュア受
    ネタバレ
    2024年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 好きを自覚したら激重溺愛のライターと無自覚でかわいいピュアなイケメン大学生の話。やばいです。ワルイ大人な加賀美さんが割と序盤で南斗くんに対して独占欲やらを感じてて、「南斗くんに誰も敵うわけない」とか明らかな特別感持ってるうえに、カラダの関係が続けられるのは南斗くんの気持ち次第(=自分はやめる気ない)と思っているのに、自分の本気度に気付かない。加賀美さんが南斗くんを手のひらで転がしているように見えて、無自覚な南斗くんに実は最初から振り回されているという構図。独占欲を表す方法も、南斗くんから提案されるまでソレを思いつかないあたり、いままでカラダの関係だけで南斗くん以外好きになったことないんだろうなと思わせてくれます。初めて人を好きになってかわいくなっちゃうワルイ大人と何もかもがハジメテでかわいすぎるピュア大学生、なにそれ、もう最高です。ちなみに、南斗くんのベッドでのおねだりに振り回された加賀美さんの「だめなわけあるか」の顔、好きです。
  • スピンオフで会いましょう【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

    いちかわ壱

    かわいいが渋滞。
    2024年2月9日
    え。かわいいんですけど。登場人物全員かわいいってどういうこと!?絵もキレイだし癒やされる。心情重視でゆっくり進んでいくので、お互い好きになる過程がわかりやすい〜。当て馬もいないし、すれ違いもない。これは、ただただ二人の可愛さを愛でる作品ですわ。さらっと読んでニヤニヤする。疲れたときのホットココア的なやつ。はぁー、なんか幸せ。
  • プルーストの恋人

    縞ほっけ

    満月とイオリと包容力
    ネタバレ
    2024年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ イオリの包容力がすごい。素のミサキを好きで、しかもミサキの甘くて「苦しい」香りに惹かれたということは、それはまさに「陣を忘れられないミサキをまるごと受け入れての」好きということなんですよね。イオリの看病に来たミサキが見上げた先に、満月とイオリですよ。あのシーンは、陣を思いながらワンナイトを繰り返して、夜を彷徨っていたミサキを、否定せずに優しく包む光であることの描写なわけですよ。しかもあの笑顔。彷徨う夜から抜け出せそうな描写挟んでおきながらの1巻最後の陣の登場。しかも、思い出の居酒屋。思い出の席。そして煙草。気になりすぎるでしょ、ストーリー構成うますぎ。
  • こまどりは、夜の帳[コミックス版]

    露久ふみ

    映画を見てるみたい!
    ネタバレ
    2024年1月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーもコマ割りも表情もよく練られています!
    さらっと読んでしまいそうな一コマにも意味があるのが伝わってきます。文字で多く語らなくても絵で伝わるので、読み応えがあります。ここからは盛大なネタバレなのでご注意を……
    捜索願を警察が受け入れてさえいれば、慶臣が儀式を強要されることも、三輪が閉じ込められて成長の機会を奪われることもなかった。悲劇はそこから始まったのであり、まさに「時間がかかった」と言えるし、防げたかもしれない事件であったことに対する憤りややるせなさが紀人が家紋をじっと見つめるシーンから伝わってきます。だからこそ、病室で慶臣から「いつ死んでもいいと思っていた」と聞かされた紀人の表情があまりに辛い。その直後の慶臣の言葉を聞いて抱きしめるシーンは愛おしさが伝わるし、紀人自身も救われたのかもしれません。最後のシーンも、儀式=苦しみであったものを自分との行為で全部上書きすることで純粋に幸せだけを感じて欲しい、犯人の「苦しませたかった」から解放することが本当の解決なのだ、と紀人の慶臣への深い深い(深すぎる?)愛を感じてなりません。慶臣の表情からも、ああ未来はきっと幸せしかないんだろうなと思わせてくれる好きなシーンです。
    何度も読み返したくなるお話でした!