このレビューはネタバレを含みます▼
拡がりある世界観の純正ファンタジー。
世界四大魔女のうち…ある魔女から子を成せぬ呪いを受けた王子が、魔女最強の一柱に特攻して求婚してフラれて契約する話。だが少女の尻を追っかけるだけの話じゃあなかった。
解呪を求めて魔女の塔を攻略してから、二人してミステリーに当たったり、敵や魔獣とバトルしたり他の魔女と絡んだり。単発ではなくちゃんと流れ一貫してる点が良かった。(ちなみに目的の解呪は中々進んでかない。) 因縁浅からぬ敵方の全貌や、呪いをかけた魔女についてなど、ミステリアスな要素もふんだんでした。
また王子が魔女KILL武器を受け継ぐ血族って匂わせ対立構造も面白いです。
彼はすぐ女の頭をポンポンする類いの輩だというのに…。難攻不落な女を健気に口説くめげなさに同情しちゃいました。不憫なハイスペ。魔女さんは普段敬語なのに軽口だけタメ語になるとこ可愛い。何よりサイズアップ後がけしからんエロい。
6巻で大きく動きます。