政略婚皇后は復讐の毒に咲く【タテヨミ】
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政略婚皇后は復讐の毒に咲く【タテヨミ】

雪村こはる/SORAJIMA

文章力が低くて読むのがきつい

ネタバレ
2024年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出だしとイケメンの作画は良かった。でもセリフ、モノローグの文章力が壊滅的で話が頭に入ってこない。
序盤は全てが急。せめて上手く場面転換して欲しい。コマとコマ、セリフとセリフにつながりが見えない。
「早く来い!のろまな魔女め!」→「お母様にひどいことしないで!」→「陛下、アメリアには手を出さないお約束のはず」この場面の時点で陛下はお母様の髪引っ張ってるだけ、アメリアは床に突っ伏して泣いてるだけ。別にまだ手出してないのでもう違和感。酷いことしないでって言いながら王様にすがりついた所を乱暴に振り払われた、みたいな場面が挟まってればわかるけど。

「〜父には富と権力しか見えていない。だけどお母様が使っていた不思議な力。今は手を光らせる程度だけど、いつか私にも使えるのかもしれない。だからと言って、皆からの風当たりが変わるはずない。大人になっても何も変わらない…惨めな私のまま…」
この文章も普通に文としておかしい。不思議な力を使える設定を挟むのと次の展開に繋ぐのを無理やりにやり過ぎて変になってる。いっそ「だけど」は抜いて何か思うところのある主人公のイラスト挟んで「お母様が使っていた不思議な力〜」と繋いだ方が自然。
「だからといって」って接続語も変。
不思議な力を持ってたからお母様は魔女って呼ばれて酷い目に合ってたのに何で一瞬「この力があれば周囲に認められるかも…」っぽい希望の空気醸し出すんだ。違うでしょ。「力があることがバレたら私もお母様みたいにもっと酷い目にあうかも…」でしょ。

「〜父には富と権力しか見えていない。…(物憂げに手を見つめる主人公)お母様が使っていた不思議な力…。今は手が光る程度だけどいつか私も使えるようになるのかもしれない。そうなれば…(お母様のように酷い目にあう自分の姿を想像する)
この力のことは隠し通さなければ。今よりもっと酷い目に合うのなら、このまま、惨めな私のまま……」

これくらいしてやっと自然に見えると思う。
こんな感じの変な文章が続くし悪役と主人公の言動がペラペラで人間味がない。
調べたら原作者小説家ってあるけど試しにエブリスタの小説読んできたけどやっぱ同じような文章力だった。
こういう所フォローするのが編集だと思うけど編集が仕事できてない。
他アプリで中盤まで読んでたらヒーローと脇役は幾分か魅力があったし原作者は歴史の勉強はしてそうなだけに残念
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