特務刑事オメガパンチ (合本版)
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特務刑事オメガパンチ (合本版)

りーるー

骨太です

ネタバレ
2024年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。
Ωバースの作品としてはけっこうエグい部類には入ると思います。
主人公は勿論、出てくるオメガたちはみんな辛い過去を背負っている。
性的な搾取をされなかったオメガはいないといっていいくらいの酷さ。
それでも、それでもそのオメガを愛して守ろうとするのがベータである攻めなんですよね。
この物語ではフェロモンでの意識操作が効かないことこそがベータの意義になっている。
主人公のオメガはそうとうなツンですけど、なんのかんの言いながらけっこう可愛いとこ見せるのがおかしくもあり、きゅんとくるところでもあり。
結局、アルファ専横世界の力の構造のために主人公のオメガを狙うアルファは完全には潰せてないけど、そこはしょうがないのかな。
やつが自滅するような続編をお願いしたいなと思います。
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