このレビューはネタバレを含みます▼
三部作ラストはディランのお話。三部作の三者三様が愛に飢えていたけれど、ディランは特別。三人のなかでは一番の女たらしでただ、立ってるだけで女がほっとかない華のある男。ただ、読み進めて真相が判れば今までの行動はああ、納得せざるを得ないな……と……
一番チャラそうな男が言い訳一つせず、自分よりもアリサを大切だから彼女の母から妨害されてもアリサの幸せを願い自分は立ち止まったままだったのは三人のなかでは一番深い愛でアリサを心底愛していたから。
はじめはチャラ男かなと思ってたが、(まあ、他の二人は恋愛や結婚に初めは興味なかっただけに)ディランはそうするしかなかった。アリサとのファーストキスから何も変わらずアリサの母のことを言い訳する訳でもなくずっと愛していた彼の器の大きさに感服するばかり。どれもあまりハーレクインハーレクインしてなくて是非とも三部作で読んで欲しいオススメ作品です。