愛を乞う
」のレビュー

愛を乞う

夜光花

愛を乞う、タイトルも素晴らしい

2024年3月27日
まだ幼いうちから辛い目に遭わされる春也が本当に可哀想でした。人間としての自尊心まで奪われるような生活を多感な年頃によく頑張れたと思います。それも一輝との出会いが有ったからなのでは…。裕福ではあったものの、愛なんて叩き潰されるような重苦しい環境の中で育った一輝も不幸者でした。愛に飢えた春也と一輝が お互い愛し愛される喜びを誰にも邪魔される事無く分かち合える これからの2人でなら未来に向かって歩んで行けるでしょう。 夜光先生の明るくラブ多めの作品も大好きですが、ヒリヒリするような辛いお話しも一気に読ませるのはさすがです。ラストで春也が重い鎖にも似た因縁を断ち切るシーンは秀逸だと思います。スッキリしました
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