このレビューはネタバレを含みます▼
不穏な様子の表紙に敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、こちら知る人ぞ知る名作ではないか!と思います。
息苦しい毎日を生きる高校生の水葵と、心にも身体にも傷を抱えてがらんどうな毎日を生きる元ピアニストの忍。出会いは忍の痴漢がきっかけで、というかなりマニアック、もといドラマティックな始まりです。忍が温厚そうな雰囲気に反してHなシーンではドSというギャップと水葵の潔癖な初々しさがたまらず、すごくドキドキします。
ハッピーエンドが全く想像できず、その点でもドキドキでしたが、この2人ちゃんと幸せになれそうでホッとしました。間違いないハッピーエンドです。
忍が水葵に向けて言う「きみを まってた」がとても素敵な終わり方でした。