このレビューはネタバレを含みます▼
バイキングの花嫁シリーズ第3段。
末妹のお転婆で行動力のあるプリンセス・ブリットと時の宰相の息子で若手の中では家柄、容姿、頭脳、政治力、行動力、人望等々随一のエリック(第1段エリの夫最有力候補だった彼)の恋のお話。3姉妹の末妹ブットには幼い頃自分の頭を撫でてくれた兄らしき人物の記憶がある。それ以外にも色々な記憶があるのだが、夢か現実か本人さえ解らない。ただ、兄の事を知りたくて一番の親友エリックに会いに行く途中、何者かに襲われ、何とか一命をとりとめるのだが、昏睡状態の中、エリックと兄と思われる話し声を聞いて兄は生きていると確信を得る。気づいた時には彼女の胸にペンダントがかけられており、それはエリックの父にエリックが預けておいたもので、父が息子の花嫁と決めた娘に渡されるものだった。始めはブリットが兄を捜しだす為だと反発していたが、エリックは父に従うと言い、女だけの小部族に出会い、そこの長にいろいろ予言され、段々二人は惹かれていく。ブリットの無事を王宮に連絡したにもかかわらず、国防相長官が二人を暗殺しようとする所を死んだ筈の兄に助けられ、三人で王宮に危機を報せる旅に出るが、次は兄の結婚を考える二人は結局ラブラブ!ここまで来たら目が離せない。次の第4段に注目したい!