レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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主人公達の自分中心のエゴな愛。2014年7月26日ヒロイン(元妻)は結婚する前からも別れてからも夫に甘えてばかりで、自分のやりたい事を最優先させてくれる夫や環境に甘えすぎ!
自分のしたい事=仕事最優先でやっているのだから、犠牲は覚悟の上な筈なのに割りきれていない、全部欲しいなんてのは駄々をこねる子供の様で共感出来ない。元夫も再婚して子供までいるのだから今の家庭を大事にして欲しい。いくら円満離婚でも別れた夫婦が関係するのは新しい妻と子に対する裏切り以外の何者でもない!対して後妻になった妻は立派!私がもし後妻の立場なら即離婚だが、彼女は子供にも義父にも畑にもそして自分にも夫が必要だからと、事を荒立てることもなく、そっと納めてしまう、天晴れな女性。
無くしてはじめて、いかに大切か思い知るという話だが、ヒロインに関しては納得して離婚したのだから同情もないし、共感も出来ない。元夫には少し同情するが、それでも新しい家族を作ったのだからそっちを最優先するべきでは?出来ないのなら新しい家族なんか作るな!二人の節操の無さに読んでてイライラするしムカムカする。結局、自分達さえ良ければ周りはどうでもいいと言う単なるエゴイスト達の話なの?というのが私の率直な感想。 -
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美しい作品。逸品です。2014年7月6日主人公ゆり以外は皆美形の花屋敷家の人々のストーリー。女優で母のしょう子の自由奔放な生き方で振り回される子ども達。姉の芙蓉、兄の菫、弟の葵と突然兄弟姉妹になってゆりの人生が大きく変わる。ゆりが家族になった当初は家族と言っても『血の繋がった赤の他人』みたいだった花屋敷家の人々が、ゆりと関わってから段々本物の家族になってゆく様に思われる。ただの恋愛物ではなく、各々がとても重い過去を背負い、血を吐くような思いを抱いているが、ゆりと関わる事で、少しずつ癒されていく、またゆりも花屋敷家の人々や周りの人々に出会いふれあい成長していくというヒューマンラブストーリー。
ストーリー展開は奥手な主人公ゆりに合わせてゆっくりだが最後まで全く飽きず、キャラ設定は脇の人々も含め各々の個性が際立ち、また詩的な感情表現が素晴らしく、この作者さん独特の世界観。
枕野一郎さんとセリさんがキーパーソン的存在なのは勿論、猫吉さんがこの家族に大きく影響を与える。
鮮烈な印象とは違い、じんわり心に染み込む作風。笑いあり、涙あり、そして暖かい幸せな気持ちになれる。何度読んでも飽きない、本物の逸品といえる作品。絶品です。 -
作者さん買い!間違いなし!2014年6月11日この作者さんは本当にストーリー展開、男女間の距離感や気持ちの変化、キャラ設定など何もかもが上手い!
毎回楽しみにしていたが、とうとう完結。
今回の主人公達も個性的。
初めはとんでもない場面から展開して、成り行きで今彼と付き合うのだが、これがまた曲者の男。主人公も本当は女らしいが、人前では絶対泣かないという気丈な女性キャラ。前半はこの曲者彼氏に振り回されるも、だんだん彼の本性が少しずつ解りだし、彼の元同僚♀と後輩♂出現後は彼が主人公の気持ちを解りだす、というパターン。彼は恋愛経験は豊富でも、本気で好きな女とは上手くいったことのない、ある意味恋愛初心者。だから、彼女の女心なんてなかなか理解出来なかったのが、自分が同じ立場になって初めてパートナーの切ない気持ちに気付く。そして憎めないのが、自分の大切な女には直ぐに謝る潔さと可愛さ。本当に大切な女以外には見せない顔などもGood!
これまで絶対しなかった職場=お客様の前でしっかり自分の彼女アピールするあたり、惚れたら何でもするしまっしぐらな所も少し怖いけど反面、可愛いし女心をくすぐられる。
ラストの締めも話の流れも丁度良いタイミングで終わっているのも上手いところ!オススメの作品。 -
パック買い!&一気読み!!したけれど…?2014年6月8日始まりから中盤中盤あたりまでははまりこんで読みました。少女漫画によくある類い稀なる才能の持ち主の花音の魅力にはまってしまいます。ただ、三神が結婚してしまったあたりから先は大体予想通り。実の父が判った後も予想通りだが、双方の気持ちを想えば色んな意味でとても苦しく且つ何とも微妙……で、何とコメントしていいのやら……ラスト辺りからの三神とは仕事(音楽)を通してしか触れあえないと覚った後はすぐに天童に行くのではなく、彼とも仕事だけの関係でいて欲しかった。母と父とのなり染めも年齢を考えれば普通ならあり得ない。なのでオマケの★4つ。
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作者さん買い!間違いなし!2014年5月16日現実的ではあまりないにしろ、最初の出逢いはあまり良い印象ではなかった。お互いの利害の一致で疑似恋愛を始めた史音と志貴。ライターで恋愛初心者の史音には恋愛物は書けずエリートイケメンだがバツイチの志貴が恋愛を教え、ライターとして売れた暁には志貴からマンションを買うという契約。初めは恋愛難民的な史音が志貴に頼る甘えることさえ出来ずにいて心配だったが、志貴が思いの外史音をかまいだし、段々本物の恋愛へと気持ちが変わってゆく。初めは志貴有利が、暫くすると史音有利になっているのが男女の謎?大体第一印象が悪ければ恋愛へと発展しにくいのが常なのに、見事裏切られました。女性には百戦錬磨の志貴が純粋で気配りのできる、待つことの出来る史音に惹かれていくのはよくわかるし、頼りたい時に志貴が助けてくれるからお互いに本気になったんだね。とにかく、今度は幸せになって下さい、志貴さん。史音さんもゴースト脱出を狙って一日も早く幸せになってください。いい歳をした男女の純愛でほんのり幸せな持ちになれました。
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作者買い!当たり!2014年5月9日3話ともアラサー女性の結婚もしくは恋愛話。
1話目は主人公達よりもインパクトの強烈な新郎の母、実際にああいう方はいらっしゃる!私の極めて身近に、毎日顔を合わせて暮らさなきゃいけないのが疲れますが、まあ、ああいう人なんでお気の毒な方だと思うようにしています。さすがにドレス合わせの時に他の花嫁候補を連れて巻き込むような事はなかったですが、新郎が若い頃、事故にあって入院した時の第一声、まさに自分と被って吹き出しました。こんな人、他にも居るんだな……?と。私と違う点はこの花嫁さんは花婿が自分の母を良く知り、花嫁の味方だけど、我が家は新婚当時から夫が見ざる聞かざる言わざる的な?まあ、あとは夫も姑もある時期を境に私に頭が上がらなくなった点。2話目はまあ良くある話。3話目も理想的な話。
2話3話は主人公達がクローズアップされていたけれど、1話目は主人公達が姑とチラッとしか登場しない花嫁の姉の設定のせいで影が薄くなっている感が拭えない。なので★4つ。
話はどれもいいですよ?私はラストが好きかな。 -
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高レビューにつきシリーズ一括購入!2014年4月27日レイナ→アユ→ホスト→Realの順に読んだけれど、多少作品がかぶりもしますが、結果どんな順番でもすんなり頭にはいります。ただ、前評判が高かったから期待し過ぎたのが裏目に出てあまり感動的な作風ではなかった。登場人物みんな甘え過ぎ、ストーリー性もいまいち?まだ女同士だから多少共感できるところもなくはないが、しょせんは10代の子どもの世界、大人とは考え方も行動力も何もかも全てがちがう。
年頃の女の子が質の悪い男に利用されるのはかわいそうだが、やっぱり、最大に気の毒なのは下らない男の為に嫉妬に狂った男の彼女と友人が数人の男達に乱暴させ妊娠、出産したこと、せっかく幸せになれそうな兆しの男性を殺されてしまった事、レイナの幼い娘アユがいじめられて亡くなってしまうところと、彼を殺した憎い男が自分を思い出せない程、辛くレイナを追い込み幸せになれそうになるとかならず不幸になるという薄幸が、一番不幸だなと……このシリーズ中、一番不幸な女性がダントツでレイナなんだと……レイナに関しては女の幸せは男次第なんだ(男運が悪すぎる)とつくづく感じさせられた作品でした。 -
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源氏物語・千年ロマンス2014年3月30日世界に誇れる日本の王朝文学を漫画で読めるのはとても嬉しい。古文で読むには長いし解りにくいがこの作品ならほぼ原作と同じでとても解りやすい。私がこの作品に出会ったのはまだ10代の頃で学校の課題として源氏物語原作を読んでレポート提出しなければいけなかったのだが、原作を完読出来ず、この作品を一気読みしてレポート提出したところ、教諭に漫画だとバレて、こんこんと説教され、レポート再提出する羽目に……なぜバレたかというと、光源氏が亡くなるシーンが原作と違うのです。教諭に『毎年君達みたいな生徒が何人かいるしな、先生もそのマンガ持ってるから。』と言われてしまいました…これがきっかけで実は私、原文で古文や各地の風土記、古代神話など、時には海外物も研究対象とした仕事を数年前までやってまして、中でも源氏物語はそんないきさつもありとても好きな作品で、千年以上の歴史ある今まで読まれ続けた生き残れた秀作なのです。当時の時代風景、生活様式を考えれば特別素敵な男性1人に素晴らしい女性が何人もいるのは普通なのですが、ちょっと意地悪く考えれば、これが現在ならプレイボーイと愛人達という修羅場は免れないエライ関係に…… ? 世界に誇れる王朝文学、千年ロマンスなどと言われていますが、本当にいにしえの良き時代色んなシーンで描かれていますよね?お文(歌)にはお相手に合わせ紙を選び香をたきしめ、季節やお相手に因んだ花や一枝を添えて贈る、祭では車競り合いも女主の裁量ひとつで納まるかどうかなど。また、源氏の君の女人方はどのお方もすばらしい方がたばかりで圧倒されるが、彼自身恋多き男性でお相手を思う気持ちは其々の方がたに対する愛だったろうけれど、源氏の君が真実愛した女性は藤壺の女御と紫の上の二人のみ。このお二人は他の女人とは別格。藤壺との事はどなたも知らぬ事だが、他の女人方が紫を立てて差し上げるのにはやはり紫自身の魅力と、何より源氏の君が真実愛した女性だったから。実は大和先生には光源氏を主人公にした『ラブ・パック』という作品がありますが、私は長編だけど断然あさきゆめみしをオススメします。絵は美しいし、カラーの挿絵はもはや芸術作品レベル。この作品、歴史好きな方なら絶対読んで損はさせません。いつも書き込みますが、この年代の作家さんの作品は秀作ばかりで絶対におすすめ出来る作品です。★5じゃあ足りない程です。
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好きなお話☆妹マンディ編 (Good job!)2014年3月27日『楽園行き片道切符』の主人公夫妻の妹マンディ編。兄夫妻に赤ちゃんができてとても幸せそうな姿を見て、刺激を受けたマンディは科学的方法で子どもを生むと決意する。夫は不要だと思っていた彼女が海賊顔のイケメンタクシー運転手に出会い、少しずつ考えが変わって行くのだが……
いろいろ山あり谷ありだけどマンディも海賊顔の彼もお互い伝えていいものかどうか解らない事もあり、結局一度別れてしまう。が、ラストは家族も増え彼の娘サディも落ち着き弟や妹が慕う優しいお姉ちゃんに。どうしてそうなったかは作品で確認して下さい。読み終えた後、幸せな気持ち、爽快感さえ感じます。とても大好きな作品です。 -
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作家さん買い!2014年3月26日この作家さん、可愛くて軟らかな作風で好きです。
先生と教え子の設定が多い(他にも多数あります。)けど、教え子はまだ純粋で自分が物語のヒロインのような感覚になる年頃で気持ちに歯止めがきかずいつも一緒にいたい、好きって言って欲しいと思い込むそんな所の表現が上手い!
対して先生は大人で社会的立場上自分の気持ちを他人に悟られず、押し殺さなければいけないが、可愛くていとおしくて仕方ない表現も上手い!
同級生同士の作品は、好きな子に意地悪する子どもの典型的な作品。でも、実の所は5年越しの両想い。
3作品ともホンワリ可愛い作品でした。現実的に先生と生徒、案外あるんですよね。人間なんだから好きという感情が芽生えるのは当たり前のこと。ただ、法的に裁かれないように先生方は苦労されています。生徒はちょっとは先生(大人)の苦労を知るべきですね。 -
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天然且つ強者、しかも前向き!2014年3月25日とても面白く、良い作品です。主人公は新入社員で営業担当の女性。彼女は上司に恋をして、社内で堂々と宣言する、ある意味強者だが、天然というか、仕事面でもプライベートでも前向きで可愛い。仕事のノルマは当然だが、第一にお客様の気持ちを大切にできる人柄が魅力的。上司は彼女の猛アタックをさらりとかわすが(冗談だと思っている)そんな鈍感でお堅い上司もカッコよく素敵だが、この作品の一番良い点は笑いあり、涙ありのストーリー展開。このまま初心を忘れなければトップクラスの営業ウーマンになるだろう。その頃には上司の心もただ可愛い部下だけでなくなっているのかな? とにかく、爽やかな作品。
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堅物才女プリンセスと名門貴族プレイボーイ2014年3月16日バイキングの花嫁シリーズ第2段。
3つ子の長女で才女のプリンセス・リブと名門貴族だが、プレイボーイで浮き名を流している二人の恋。
第1段は次女のプリンセスカップルの話だったが、その二人の結婚式から物語は始まる。たった一夜と言えど、懐妊してしまったプリンセスは慌ててアメリカへ帰るが、すぐに彼が追って来てドタバタが始まる。お互いに愛を感じていなかったのではなく、気付かなかった事に気付き、彼女のために投獄されてしまう。やっと二人が気持ちを確かめあい、結婚するが、次期国王の座はまだ未定。プレイボーイでホストとまで言われていた彼がリブの為に監獄に入ることもいとわず、結婚後はアメリカで生活するという所が愛され感いっぱいで良かった。 -
ラストがいい!2014年3月16日バイキングの花嫁シリーズ第1段。
アメリカで普通の生活をしている3つ子のエリの所に父の使いと称するハウクがいきなり現れ、自分たちは北欧の国王の娘でプリンセスだという事、兄が亡くなった事、国王と母である王妃の離婚が成立していない事を告げられる。母から何も知らされていない3姉妹は核心を知る為にエリがハウクと父の元へ向かうのだが……それには彼女達の兄が亡くなった事で次期国王の最有力候補の兄の親友エリックとエリとを結婚させる事が目的だった。が、エリはハウクに恋心を抱き、また肝心のエリックは挨拶を済ませただけで王宮にさえ近づかない有り様。
夢物語なのだが、ラストは最高!プリンセスと王の戦士との恋。グラディエーターさながらの格闘で勝者となったハウクが見せた命懸けのエリに対する愛に拍手!❤ -
教訓的な要素を含むハーレクイン2014年3月16日出だしは最悪なパターンではじまるのだが、これもハーレクインの王道パターンの1つだと判っていれば何のことはないのだが、セレブ婚で新婚早々夫、妻ともに愛人がいるというのは如何なものか?
それにはお互い裏があるのだが(やましいことは何一つない)、お互いに一目惚れ状態なのにマスコミに踊らされ話さえもせず、聞かずではややこしくなるばかりで、火のない所に煙が立ってしまい、炎上してしまった状況。ラストはハーレクインならではの締めくくりだが、落ち着いて素直になり話をする、聞く事が一番大切だと改めて教えてくれた教訓的なお話でもありました。 -
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何故、結婚なのか?をもう一度よく考えて!2014年3月15日別に結婚しなくても何ら困らない方も多い昨今、何故結婚なのか?特に結婚を考えていらっしゃる方、結婚したけれど今は何にも感じてないと思われている結婚してはいるもののややお疲れ気味の既婚者に後悔しない為にも初心に戻って読んで貰いたい。
話はいろんな組のペアのそれぞれの要望に合わせた式や披露宴をするのだが、式場スタッフがこの上なく親身になってベストに近い形に演出してくれる。
こんな親身なスタッフがいるところで結婚できる人は凄く幸せ。私個人的には流れ作業的な結婚式だったけれど、それでも今でも気恥ずかしくでも嬉しかった事、鮮明に覚えいますよ。全話それぞれ良かったけれど、特にお気に入りの作品は主人公の先輩ペアが本当に祝福してくださる方だけ……という、現実離れしているけれどあの話が一番好きですね。
オススメ出来る作品です。 -
始めは生意気な小娘が可愛い乙女に?2014年3月8日最初はマジでとんでもない金持ちの小娘(主人公)。それが、車椅子生活を余儀され、更に荒んでいくのだが、彼に恋する辺りから少しずつ変化がみられる。彼女がとんでもない小娘なのは、仕事ばかりの親に放っておかれ、愛情に飢えていたからだろう。自分に自信が持てず人を繋ぎとめる術はお金のみ。でも、だんだんそれじゃダメだと良い方向に変わっていき、周りの人達も彼女を受け入れる。いつも後ろ向きだった彼女が前向きになっていくというのが主筋だが、それに絡めて彼のいろいろな黒い部分と白い部分とが折り合わされたストーリー展開。前途洋々なエリート医師だと思われた彼の裏表のギャップとそこまで彼を追いつめた過去から現在の出来事が現実離れし過ぎ感があるけれど、そこは漫画の世界観なのか? ただ、お互いがお互いをどれだけ必要か、大切な存在かが解った時に幸せを感じられる作品でした。
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裏事情や裏工作が判る?2014年3月6日日本では殆ど放送されないアイスダンスやペア。私が意識し出したのは、バンクーバー五輪の時。金メダルは開催国のカナダの若いペア、銀メダルはアメリカの若いペアでしたが、この二組は素人の私にも判る程、他の選手達とはレベルが違うなぁ!と思い見惚れてしまいました。皆さんご存知でしょうが、先日閉幕したソチ五輪は先の五輪に出場したアメリカが金メダル、カナダが銀メダルでした。やはり、前回五輪経験のある金、銀の二組は素晴らしい演技というか、もはや芸術ですよね、アイスダンスは!
さて、この作品は日本のアイスダンスの選手を世界レベルに引き上げようとするお話。
面白いと思った事はいろんな裏事情が書かれている事。有名なコーチの元、世界中の有望選手達が集まり一緒に生活したり、また、自国の選手権で自分の教え子が勝てるようジャッジに裏工作したり等々。特に五輪直前が興味深い。とある国ではコーチにライバル国のメダル有力選手育成をやめるようにと国家レベルで圧力をかける。開催国が元自国選手だったロマン君をマスコミや選手達ジャッジをまきこんで潰しにかかる点、やけにリアルで面白い。開催国が自国の選手を優勝させるようにジャッジに裏工作したり、ライバル国選手を練習中にケガさせたり、盗撮したり等、スポーツなんだから本来ならばあってはならない事も迷わず手段を選ばない。開催国有利なのは昔から言われている事。そういえばソチ五輪でもジャッジの事でいろいろありましたね、女子シングル以外でも。まあ、五輪は選手達が国を背負っての大会なので開催国の選手はメダルは任務のようなものなんでしょうかね?そんな事考えたら気の毒だが、だからといって何をしても良い筈もなくやはりスポーツなんだから正々堂々と、また特に採点競技は正当な審査をしてほしいですね。
この中で最悪なキャラは断然レティシア。そして残念なのは重要なキャラなのに今一ポジションをしっかり押さえきれなかった感のあるロマン君と一己さん。そんな二人を食ってしまった感のある程しっかりいい仕事しているのがトラマノフ。
展開はロマン君とペア解消した辺りから先は読めてしまったし、二人の男性キャラクターの印象が薄いのが残念だけど、裏事情など本当にありそうで面白いことでオマケの★4つかな? -
151 イチゴイチエ ~Talking with him on the roof~
作者買い2014年3月5日謎のおじさんのおかげで少女が◯殺を免れるというお話。世の中世間体を気にする親が多く、この作品もその一つ。私には耳の痛い話でしたね。この作品の親ほど押しつけたつもりはないが、我が家には3人子どもがいます。1人目はコツコツ努力タイプで兵庫県の国立大受験、就職もさっさと決まり、今は嫁いで仕事も続け旦那様と暮らしています。2人目はコツコツしないけれど、2,3度やればすんなり頭に入るタイプ。この娘も現役で予備校のおせわにならず、大阪府内の国立大に通っています。上の二人には厳しく言いました、男の本気と対等でいたいなら幼いうちから常にトップを走りつづくろと。そして、頭の固いのはダメだということ。やるべきことには優先順位をつけて、どうするか決めたらいろんな想定を考え、最小限で乗り切れるようなしなやかな女性ならではの柔軟性。それこそ社会で勝者になれる要素だと。これが出来れば人は集まると。まあ、子ども可愛さに先手先手を打ってた訳です。今思えば、良かったのか悪かったのかは抜きにして、もう少し自由にさせてやっても良かった。最後がこの春高校3年になる長男ですが、この人はあまりやりませんね……元来の持って産まれた性格がおおらかで、良く言えば優しい子で、上の二人には厳しくしすぎた為に長男にはおおらかに、と割と自由をさせました。結果、頭の出来は他の二人と差ほどないはずが、楽をしたい為にやる気が起きない。イヤハヤ、頭の痛い話です。
でも、どんな子でも親が厳しくあたるのはその子が大事だからです。
ともかく、主人公の気持ちがご両親に判ってもらえて良かった。 -
Love Silky セカンドバージンに奇跡なんか起きない!?
アイドル追っかけがきっかけのCEOとの恋2014年3月5日一介の経理部中堅管理職が、CEO(最高責任者)といえども容赦なく仕事にきわめて忠実かつ潔癖であったのは仕事に誇りを持っていたから。そんな二人が会社以外のアイドルのライブ会場で出逢い、お互い引かれ会う。CEOは弟よりも会社で見かけるのと全く違うヒロインに、ヒロインはアイドルで大ファンだった弟よりもCEOに……
ラストは自分が若くないと言ったヒロインに対し、CEOの大人な男の本音がチラッと。『俺なんかもうすぐ40になる。これが最後の恋だから覚悟しといて。』さすがの百戦錬磨のCEOにも、こんな風にいわれるなんて、まあ大概の女なら堕ちますね!
こんな言葉を言われてみたい今日この頃ですね♪ -
BLとは気付かず……2014年2月22日最後まで読まず途中放棄してしまった……
仕事はできるが、見た目が痛い上司に頼まれ、手を加えると実は凄くカッコいい男性だったのは良かったのだが、この上司トライするも女性はダメなようで、イケメンに変身させたイケメンモテモテ後輩もそのうち女性にはダメになっていくのだが、どうして女性OKの彼がダメになったかの過程がいまいちねれていないし、いきなりHシーンになったり、どちらも♂と経験ないならどちらが受け??とか、つまり私のキャパオーバーでよむのをやめました……頭の中では同性愛を理解しているつもりでも、心がついていけていない事実を突きつけられてかなりショックです……絵は美形だったので大オマケの★2つ。BL好きのかたなら良いのでしょうが、私には全くもってわからない世界でした💣 -
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絶品!幽玄の世界、文句なし!!2014年1月31日古代中国の神、人、妖が一緒にいた時代の奇譚。主人公は半妖の道士 鬼張と風神 山揮。重く哀しい数奇な運命を背負う二人の旅物語だが、それを取り巻く登場人物の背負うやはり数奇な運命というか宿命も重く哀しい。昨年の夏から少しずつよんでいて、最近やっと全話読み終えました。鬼張の兄の鬼張に対する仕打ちもやむに止まれぬ事情からと後半明らかに。山揮の両親や叔父、風伯の事情も明らかにされ、各々の背負うものがあまりにも大きすぎて哀しく涙ながらに読みました。勿論、他の登場人物の背負うものも重く哀しいですが、きりがないのであしからず。ですが、コメディタッチでの箇所もあり、単に哀しいだけの物語ではありません。毎回、短編で一話ずつきりがよくよみやすく、専門用語が出ていても丁寧に解説してあり、至れり尽くせりです。が、なんといっても特筆すべきは美しすぎる繊細かつ力強い画力でしょう。綺麗というにはあまりにも軽く、表現力の乏しい私では上手くあらわせませんが、とにかく美しい。何度も読み返したい作品です。
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タイトルが内容のレベルを下げてる感あり2013年12月18日この先生の作品は大好きですが、今回の作品は今までと違ってコメディタッチのラブストーリーではありません。表題の『先生は言いなり玩具』というのも作品の格を落としているように思われます。
話は一人の先生(女性)を双子の兄弟が奪い合うという物だけれど、さらにこの双子の間にも深い部分があり、二人の間で揺れている先生の気持ちがとても切ない。ただ流されただけではなく、自分の立場を考えて二人の心の傷をも考えてどうしようもなく自分を追い詰めていくあたりかなり重い作品に仕上げています。今までの美波先生の作品がお好きな方にはあまりオススメ出来ないかも。シリアスタッチで重くてもOKな方には一読されるのも良いと思います。 -