このレビューはネタバレを含みます▼
バイキングの花嫁シリーズ最終章。
生き延びたプリンス・ヴァルブラントとプリンセス・ブリットの親友、ダルシーの恋愛物語。😄三姉妹の最後のブリットの結婚式に姉のリブ夫妻と母の王妃がかの国にやってくる。💦ブリットの親友ダルシーは舞踏会でポツンとしていたが、プリンスの目にとまり、彼女が帰国するまで愛人契約をかわしてしまう。シリーズ第1段のヴァルブラントの航海が失敗した事も頬の火傷の傷も、お供の35人の死も、全て王宮内の裏切り者(ヴァルブラントの元婚約者)の仕業。😡
彼女は見た目はとても美しいのだが、異常に自尊心が高く、自分をふったヴァルブラントとエリック&ダルシーに罠をはり、失脚させるためにダルシーまで巻き込む心醜い女性。中国風にいえば傾国。💣対するダルシーは思慮深く、見識も広く、また聞き上手で王宮内で自分が襲われても他言せず、王妃の凍った心を溶かし、ヴァルブラントの心の闇を晴らしてしまう。実は博士号をもつ並外れた才媛。💢第1段から登場するエリックの父の宰相と同じくらいの切れ者だが、二人とも穏やかな気質ゆえ回りに気付く者も少ないのは良いいみでの隠れ蓑。り王宮内に刺客がいるのを恐れてエリック&ブリット夫妻とヴァルブラントはダルシーを早く帰国させたがるが、彼女は敵の手に!そこを助けたのがヴァルブラントで二人はお互いに愛し合っていたことを確認し、城内の裏切り者達を一掃し、めでたく結婚する。💕次期国王にはエリック&ブリット夫妻が選出され、ヴァルブラントは自ら先の宰相(エリックの父)に教えを乞うために宰相になる。📝
シリーズ全話が夢物語なのだが、夢のある話は人を幸せにするから好きです。結局全員がお互いがいないと暮らしていけないほど愛し合ったお相手と結ばれたのは読者としても嬉しいこと。(国王と王妃さまも💗)ラストのヴァルブラントの頬に傷がなかったのは結局母との間を取り持ったダルシーの勧めで手術したのかしら⁉
とにかくハーレクインらしいけれど、わたしは大好きなシリーズです。🦌オススメのシリーズです。❤]