腹黒御曹司は逃がさない
」のレビュー

腹黒御曹司は逃がさない

月城うさぎ/氷堂れん

これもひとつの愛なのか

ネタバレ
2024年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの感じていた違和感と流されてはいけないという第六感は当たっていた。しかしヒーローの方が何倍もうわてで策略家で狡猾で……蛇とも蜘蛛とも言えるほど何重にも、色々なものが張り巡らされて囲まれていたのなら、素直な雛のヒロインはひとたまりもない。だだ救いはその本質に一途なヒロインへの想いがあること。違和感になんとなく気付きながらもヒロインが居心地よければ、愛として成就するんだと思う。怖いくらいの執愛に包まれてヒロインが幸せならばそれで良いのかも……。イケメンで御曹司で仕事もできて、惜しみなく愛情深くて……整いすぎてやっぱ怖い……。従姉の感じた印象がヒーローの危うさそのものなのだろうな。
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