このレビューはネタバレを含みます▼
トリックや騙し合いのゲーム的な面白さばかりが注目されがちですが、
実はそれ以上に人間ドラマな一面も秘めていると思います。
秋山深一の言葉。
「『人を信じる』と言えば聞こえはいいが、その人を深く知ることを放棄しているのではないか?」
そして、この言葉を受けてのナオの回想。
「私は、人と深く付き合うことを避けていたんじゃないか…」
という疑問。
多くの人が覚えのある感覚だと思います。
もちろん、分量でいうと論理的だったりゲーム的だったりする要素の方が圧倒的に多いですが…たまにドキッとさせられる思想があります。