このレビューはネタバレを含みます▼
社畜の東朝彦はヘロヘロになっての帰宅途中にディ○ドを拾います｡そんなものを拾ってはいけないのですが､保育園前に落ちていたため子供達の無垢な心を守ろうと拾って帰ったのです｡その夜､一人の青年が訪ねてきます｡先ほど助けていただいたデ○ルドですと言われて､東は気を失うように寝落ちしてしまうのでした｡翌朝､東は､朝食から弁当まで作っていた青年に起こされます｡慌てて青年を蹴り出したものの､思わず持って出た弁当は美味しく､東は帰宅すると玄関横で待っていた青年を家に入れてしまうのでした｡得体の知れない鈴木(ジャージのゴムに書かれていた名前)をなんとかして追い出そうとする東ですが､なんせ顔が良くて料理も上手､ディ○ドを名乗るだけにそちら方面もバッチリでなかなか強くは出られないのでした｡ぶっ飛んだ設定で始まるお話は､まずセクシャリティや家族など東の孤独が明かされ､次に鈴木の背景と別の顔とがわかります｡シリアスな展開が続くとコミカルに転じ､爆笑ネタの後に真面目な愛が語られるという思いがけない展開でサクサク進む楽しいラブコメでした｡
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG