愛とはかくも度し難い【単行本版】
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愛とはかくも度し難い【単行本版】

峰島なわこ

BL的「幸せの青い鳥」

ネタバレ
2024年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ お付き合いしても長続きしない一陽は、理想の王子様探しも兼ねてホストクラブのオーナーをしています。一陽がゲイとわかった日も含めてかれこれ10年、ずっとそばにいるのがマネージャーの健史です。一陽がフラれる度にヤケ酒に付き合い、慰め、連れて帰って世話を焼く、どこまでも良い友人、親友ポジをキープしてきた健史は、実はずっと一陽に恋心をを抱いていたのでした。けれども健史は自分の気持ちはもちろんゲイだということさえ一陽に明かしていないのでした。それが店のNo. 1ホストの失恋騒動をきっかけに一陽に告白し、一陽の返事は聞かずに店を辞めると宣言します。鈍くて天然•バカ正直な一陽は、そばにいてくれるのがあたりまえだと思っていた健史への自分の気持ちをじっくりと見つめ、誰と付き合っても長続きしないのも良い男が見つからないのも健史がいたからだと気がつくのでした。そこからクライマックスとなるエロシーンなのですが、残念ながらあんまりエロくありません。全体像が無くて細かいコマ割りが続き、斜線と擬音がやたら多くてよくわかりません。部活っぽいホストクラブはなんだか楽しそうでした。
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