<極上α × 令嬢Ωシリーズ>婚約破棄された令嬢ですが、私を嫌っている御曹司と番になりました。
春日部こみと/森原八鹿
このレビューはネタバレを含みます▼
282ページ挿し絵なし。代々女神胎を輩出してきた名家の令嬢ヒロインは生まれた時から許嫁がいる。だが、婚約者に運命の番が現れたことにより婚約破棄となったが、なんと新たにその弟との縁談がまとまり…という話。典型的なオメガバースTLです。ですが、思ってたのと違った(苦笑)。2人は幼少期から両片想いだけど状況がそれを許さず、意固地＆ウジウジも相まって随分遠回りをしてしまいます。さっさと認めちゃえよ。ていうか運命の番を自分で選べるって(笑)、それはすでに運命じゃない(笑)。ヒロインがいなければ、遺伝子上の相性100％の風子でも番契約が成立したってことですよね。ナンダカナー。唯一無二っていうのが運命の番のいい所なのに。せめて遺伝子検査はイカサマだったとか、手を加えたっていう事にしてくれたら良かったのに。あと腑に落ちないのが、風子の兄のその後です。スパイ問題も宙ぶらりんだし、番問題も併せて消化不良感が残りました。あんまり面白くなかったです。残念。
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