悪夢のように幸せな
」のレビュー

悪夢のように幸せな

宮緒葵/ミキライカ

可愛い赤ちゃんです

ネタバレ
2024年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ フランス書院→新書館で出し直し。イラストは表紙のみ。文章は今より癖がなく読みやすい。
一希は柊慈が初恋相手で功とは喧嘩仲間のような関係。頭脳と美貌を兼ね備えた柊慈とワイルドで情に深い魅力を持つ柊慈の親友・功の二人に愛される赤ちゃんな一希。
やり手な柊慈なので一から十まで世話を焼き、全てをコントロール&洗脳済みでさすが宮緒作品の攻。柊慈と一希の"当たり前"が怖い。
功の方が遠慮している模様でしたが、柊慈の行方不明で大暴走。作者の美貌系攻は絶対何かとんでもないことを企んでいるはずと思ったら、柊慈も例外なく策略を張り巡らせていました。報われる日は来ない功……哀れ。
作者の「聖なる捕喰」が少々頭をよぎる話でした。それにしても一番忍耐を試されているのは、色々なものを見せつけられても透明人間であらねばならない作品中のモブたち?
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