ライアテア
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ライアテア

岡田屋鉄蔵

生命のやりとり

2014年3月20日
1人の「男」が1人の「男」を求め、自分の中の失っていたものに気付いていきます。あまりに求め、焦がれると性別の概念は遙か彼方に消え去るものなのでしょうか。人の持つ本来の欲望の前には性別などは関係あるはずもなく、ただ、愛する者を愛する、という純粋な結び付きに昇華するのでしょうか。岡田屋さんの確かな画力のを前に原色の混ざり気のない生命のやりとりを堪能することが出来ました。線の細い今風な男性は出て来ませんが、恐ろしいまでの色香を纏った男性が出て来ます。岡田屋さん!凄いです!
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