死神に花束【シーモア限定描き下ろし漫画&電子限定描き下ろし漫画付き】
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死神に花束【シーモア限定描き下ろし漫画&電子限定描き下ろし漫画付き】

柳瀬せの

捉え方は人それぞれ

ネタバレ
2024年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いですが、BLとしてではなく一種の読み物の一環として読む作品かなと思いました。

『戦いが終わったばかりの土地で宴を開く人たち』と『戦いの心の傷がまだ癒えない兵士』、死についての考え方や捉え方の違いを考えさせられるお話です。
人の死を悲しいものとして捉えない考え方があるこの作品は、昔から友人や親の死すらも悲しいと思った事のない私には腑に落ちる箇所がとても多かったです。
なので、文学とまではいかないものの、BLらしいBLや濡れ場を期待して読むとかなり物足りなさを感じるかもしれません。

心の動きを見る作品としてはとてもいい作品ですし、やっぱり手先から足先まで作画がとても美しい!
なので、いろんな考え方に触れるという意味では是非読んでほしいです。
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