このレビューはネタバレを含みます▼
鋼が大好きなので読んでみましたが、うーん。
登場人物が初っ端からどんどん増え、設定優先で次々と展開していくので主人公も読者も置いてけぼり感。4巻まで読んでも主人公がどんな人なのかよく分からず。野生児ということくらいしか…
主人公にもっと活躍して欲しいし、読者としてはある程度主人公を通して設定や世界観を知っていきたいですが、いろんな登場人物が勝手に進めてしまっている気がします。
あと使役系バトルだから既視感があるのは仕方がないかもですが、ツガイと主人の関係がいまいち曖昧で雑に感じてしまいました。認められたり育てあげたりしなくてもツガイの主人になって守られたり力を貸してもらえるって随分都合がいいなぁと。鋼は一貫して等価交換という理があって何でもアリじゃないところが面白かったのに……。
ただ、鋼もだんだんじわじわ面白くなっていったので、5巻以降も読むかどうか悩みどころです。