お伽の匣のレト
」のレビュー

お伽の匣のレト

三部けい/一般社団法人 阿寒アイヌコンサルン

何がしたいか分からなかった。

ネタバレ
2024年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ミステリーのイメージしか無かった作者さんですが、本格ファンタジーも手掛けてるのね、しかもアイヌ。って事で興味を引かれました。
記憶のない少年がアイヌの村に辿り着き、保護されハッピーに暮らしていたところ、何やら因縁めいた大和の敵が村ごと強襲してきて…なガッツリバトルものです。
敵は陰陽師チックな能力を駆使し、村の伝承にある隠し財宝狙ってきます。肝心のお宝というのが、何故か?洞窟に封印されてたヒロインと刀。それと主人公の持つ剣も…らしい。
敵側は一枚岩でなく複雑な様相。色んな設定を一辺に広げ過ぎてとっちらかった印象を受けました。世界観が入ってきにくい。掘り下げる深みというか少しずつ明らかになる謎とか欲しかったです。
加えてバトルシーンを描き慣れてないのか?淡々としている上に割合多めなので流し見状態に…。
2巻まで読んで撤退します。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!